インドネシア現地採用として、昔から憧れていた海外生活を始めて早1年が経ちました。
2020年4月にインドネシアに入国し、その後コロナウイルスの影響で本日(2021年6月)にいたるまで日本に帰国できていません。
精神状態的にはいたって普通なのですが、時々無性に帰国したくなるときがあります。おそらく海外生活をしている日本人の多くが、"帰国欲" とのたたかいを一度は経験しているはず。
本記事では、海外に移住した僕の心の葛藤を紹介していきます。
これから海外に移住しようと考えている方に向けて、参考になる部分があればうれしいです。
簡単な自己紹介
記事を進めていくにあたり、まずは登場人物である僕の紹介をしていきます。
・20代男性
・外国語は苦手
・メンタルが弱い
・見切り発車で失敗することが多い
・日本で新卒入社した会社を1年で退職 → インドネシア現地採用として働き始める
外国語が苦手で、新卒同然のような状態で、不安定な非正規雇用である現地採用という働き方を選びました。
家族や日本で努めていた会社の上司・先輩からの反対意見を押し切り、逃げるようにやってきたインドネシア。
日本にいるときに精神的に参っていた時期があり、「海外に来れば何かが変わる」と根拠のない自信だけを頼りに、海外移住をしました。
夢の海外生活スタート
これまでの海外経験は旅行ベースで東南アジアに数回のみ、インドネシアは2回目でした。
全くといっていいほど右も左もわからない状況でしたが、職場の日本人上司から色々なサポートをしていただき、早い段階で生活を軌道に乗せることができました。
職場のインドネシア人も良い人ばかりで、「これならインドネシアでもやっていけそうだな」と感じましたね。
湧き出てくる "帰国欲"
僕は「日本社会が嫌になって海外移住した」ので、"帰国欲" とは無縁だと思ってました。
いや、そもそも日本のストレス社会が嫌だったので、できる限り海外生活を長く続けたいとさえ思っていました。
その考えは1年経った今でも変わりません。しかし、ふとした拍子に "帰国欲" が出てくるんですよね。
帰国欲が湧き出てくる瞬間
✔ 夢で昔住んでいた街や友達が出てきたとき
✔ Youtube で馴染みのある街を見かけたとき
✔ インドネシアで知り合った日本人と日本の話をしているとき
それくらい、日本に飢えているんですかね。
毎日日本人に会うし、日本語も使っているんですが、不思議です。
一時帰国をすれば解消できるかも...
一時帰国をして日本を体験できれば、"帰国欲" は落ち着くかもしれません。
しかし現状として、コロナ禍で自由に帰国することができません。日本とインドネシアの双方で2週間くらいの隔離が必要になるので、現実的には厳しいですね。
インドネシア生活に不満があるのではなく、ただ単純に日本が恋しいという、生まれてはじめての経験をしています。
答えはわかりませんが、やはり人間は生まれた場所や子供の頃に長く生活していた土地を好むような気がします。
ようするに、故郷が自分にとって一番しっくり来る...ということでしょうか。
サケだって、川で育ち、大海原を出てから、再び生まれ育った川へ戻ってきますよね。生き物に元来備わっている機能かもしれません。
一時帰国をしてみて "帰国欲" が本当に解消されるのか、一時帰国ができたら検証してみます!
海外生活ではメンタルが超重要
メンタルが弱い僕がいっても説得力がないですが、海外生活に不可欠なのはメンタルでやられないことです。
日本ではメンタルがしんどいとき、学生時代の友達と会ったり、故郷に帰って家族と話したりすれば、精神的にだいぶ落ち着くことができます。
でも、それが海外だと難しいです。「ちょっと今週仕事で嫌なことがあったから、週末に話聞いてくれない?」とかって、ほぼ無理です。時間的にもお金的にも。
学生時代の友達や家族と離れるということは、メンタルケアの面にも直結するということは覚えておいて損はないと思います。
特に「日本で毎週のように友達や家族など親しい人と会っていた人」は、ストレス発散方法がなくなるので、要注意ですね。
さいごに
憧れの海外生活を実現させるのは、とても素晴らしいことです。
僕自身も、学生時代から「海外勤務ってかっこいいし憧れるよな〜」と漠然と考えていました。
少し遠回りをして実現したわけですが、現実は "帰国欲" との向き合う場面が来ると思います。
現地の生活や環境に文句があるわけではないのに、定期的に帰国欲が湧き出てくるという不思議な体験をしています。一時帰国すれば解消できるかもしれないので、コロナ禍が落ち着いたら一時帰国して感想を書いてみます。
新幹線のメロディーで涙がポロッと出かけるのは自分でも驚きましたが、嫌だと思っていた日本社会のことを実はけっこう好きだったんだなと思いました。
日本を一定期間離れたことで、日本の良さを外側から見つめ直す、良い機会だなと感じています。
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それでは、本記事はここまでにします。ありがとうございました。