2024年スンバ島&バリ島旅行記まとめ
✔ 1日目:【Nam Air】スンバ島観光初日のはずが飛行機トラブルで出発できず、ハネムーンが台無しに|インドネシアでのフライト遅延 ← 本記事
✔ 2日目:【スンバ島観光】伝統集落やエメラルドグリーンのラグーン、秘境にあるビーチを巡ってきた|Waikuri Lagoon
✔ 3日目:【スンバ島観光】絶景の穴場ビーチ、有名な伝統集落、泥まみれの中たどり着いた水田地帯は神秘的だった|Prai Ijing
✔ 4日目:【スンバ島観光】タンボラカからワインガプへ移動!道中にある丘陵地は絶景過ぎた|Bukit Wairinding
✔ 5日目:【スンバ島観光】360度見渡せる丘陵地と山奥にある幻想的な滝壺が絶景過ぎた|Air Terjun Wai Marang
✔ 6日目:【スンバ島観光】壮大な滝と道中の絶景、丘陵地で見るサンセットは最高だった|Air Terjun Tanggedu
✔ 7日目:【スンバ島観光】観光客がいない美しいビーチ巡りとマングローブの踊る木を巡ってきた|Pantai Walakiri
✔ 8日目:ワインガプからタンボラカへ移動し、スンバ島からバリ島へのフライトで疲れ、プライベートヴィラでまったり過ごしました
2024年のインドネシアは、有給取得奨励日も含めると10日間の長期休暇!
社会人にとって大型連休は貴重で、今回のハネムーン旅行先はスンバ島7日+バリ島3日のプランにしました。
飛行機の時間が早朝5時に変更
今回のジャカルタ→バリ→タンボラカ(スンバ島)の移動は、Nam Air という航空会社を利用しました。
飛行機搭乗の1週間前、WAで出発時間が07:00→05:00へと変更になるとの連絡がありました。
朝早いけど、その分スンバ島で過ごせる時間が長くなってラッキーです。
というのも、インドネシアの航空会社は遅延が多いです。Jam Karet (ゴムの時間)の国だからかな。
ジャカルタ→バリのフライトと、バリ→タンボラカのフライトを別航空会社を利用して、万が一トランジットに失敗した時のリスクを考え、同一の航空会社である Nam Air にしました。
まさか、これが現実になるとは、この時は考えもしてませんでした。
ハネムーンでウキウキで眠れず・・・自宅を深夜1時前に出発!
私ごとですが、2024年1月にインドネシア人との国際結婚をしました。
今回の長期休暇は、ハネムーンでまだ行ったことがない場所にしようと、妻と相談して決めました。
仕事終わりにパッキングして、ちょっとでも寝ようと思ったんですが、楽しみで僕も妻も寝れず、ほぼ徹夜状態で空港に行きました。
空港へは02:30頃に到着、スカルノハッタ国際空港第1ターミナルです。出発時間は05:00なので、余裕を持ったスケジュールです。
僕たちが乗る Nam Air IN 282便も、問題なく出発できそうです。
2024年4月の大型連休は、インドネシアではレバラン休暇と呼ばれ、この時期は里帰り(Mudik)する人で溢れています。
今年は1億9千万人が移動するのだそうです。人口2億8千万人の国なので、規模が大きすぎますね。空港も大変混み合っていました。
それでも順調に進み、03:30には搭乗券も発券されました。
空港内をちょっと散策したのですが、レストランやカフェ、マッサージがオープンしており、休憩場所に困ることはなさそうです。
ゲームステーションもありました。
色々してたら出発まで残り1時間、搭乗ゲート前でのんびり待機します。
待てども飛ばない飛行機、アナウンスもなし、不穏な空気が漂う
おかしい、04:30になっても搭乗案内がない。
ゲートは合ってる、長蛇の列に並んでた人もまだ座ったまま・・・
ふと電光掲示板を見ると、いつの間にか搭乗便の表示が消えている・・・・・
だんだんとざわつき始める乗客たち。
気がついたら受付のところに大量の人だかりができてました。
これはトラブル確定っぽい。
インドネシア語での怒り口調が聞こえてきたので、聞き漏らさないように集中しました。
飛行機のエンジントラブルで、フライトは中止
フライト中止が告げられました。
その後、Nam Air (Sriwijaya航空のグループ) の対応に、みなさん怒り心頭、僕も卒倒するかと思いました。
「え、こっちはハネムーンで来てるんだけど、ほんまに飛ばんの?」という怒りが抑えきれず、文句を言いにいこうと思ったら、すでに他の乗客がすごいボリュームで怒ってます。泣き出す人もいてカオス状態。
グランドスタッフも納得のいく説明を乗客にできておらず、代替フライトや補償内容なども二転三転して的を射ません。
苛立つ乗客、ただ謝り続けるグランドスタッフ・・・
・代わりの飛行機は何時発なんだ!
・ホテルの補償しろ!もう予約してるんだぞ!
・WAで早朝に呼び出しといて、飛ばないとはどういうことだ!(07:00→05:00発に変更)
・お前んとこのマネジメントどうなってんだ!代替案もまともに出せないのか!!
・・・・・・・・
言い争いをしていく中で、Nam Air (Sriwijaya航空のグループ) からの最終的な結論は以下の通りになりました。
・今日23時発のフライト(ジャカルタ→バリ)へ振替
・払い戻し希望者はカウンターまで案内。ただし払い戻しは1週間後から可能。
・出発時間までは指定ホテルで待機、ホテル代と送迎無料
・バリ→タンボラカの振替フライトは明日06時発
・各人の予定(行先のホテル・ツアー代等)の補償なし
・トランジット先で別航空会社の利用者は補償なし
・バウチャー1人あたり300,000rp支給
バリの空港で、別航空会社でトランジットする人はその分の補償がされないので、かなりお怒りでした。
僕たちもホテル代1Jt、カーチャーター代1日分800,000rp(後に事情を説明して400,000rpにしてくれた)を捨てることになりました。
お財布ダメージも大きいのですが、それよりも貴重なハネムーン休暇で色々と計画していたスケジュールが台無しになるのが何よりも悔しいです。
その後、払い戻し請求に行ったグループと指定ホテルで待機グループに分かれました。
僕たちは指定ホテルで待機グループなので、案内されたバスに乗りました。
指定ホテルで休憩
指定ホテルは、空港から約20分の距離にある、Golden Tulip Essential Tangerang (リンク先:Google Map) です。
みんな一斉にバスを降りて手続きするので、ホテルの部屋に入るまで1時間くらいかかりました。
受付で航空券を提示して、20時前にロビーに集合するよう言われました。送迎バスが到着するそうです。
そして部屋の様子は、こんな感じです。
昼間に休憩するには十分な広さですね。
ホテル内にはIndomaret、ATM、お土産屋さんがありました。
ホテルでの待ち時間が長すぎるため、ゴロゴロしたり、寝たり、適当にご飯食べたりして過ごしました。
送迎バスで空港へ移動
19時40分にロビーに行くと、すでに空港行きのバスが待機してました。
同じトラブルに巻き込まれた乗客も確認できて、まずはひと安心。
空港に着いて、まずはカウンターへ向かいます。
タンボラカ行きの新しい航空券を再度ゲットできました。
ジャカルタ→バリは予定通り23時発、バリに到着後は荷物のピックアップは不要で、07時30分発の出発時間まで空港待機するよう言われました。
後は、本当に飛行機が来るのか、さすがに2回目はないよなと祈るのみ。
飛行機は出発し、バリ島へ到着!
飛行機がちゃんと来てくれました。
時間通り来てくれるのは当たり前なんですが、それだけで感動しました🥹
バリは雨が降っていました。
今年の雨季、いつもよりも長い気がするのは気のせいでしょうか?
何はともあれ、バリに到着するというミッションをクリアしました。
深夜2時25分に、有名な写真撮影スポットを見たのですが、さすがに人はいませんでした。
さて、今回のトラブルに巻き込まれた「バリ→タンボラカへ行くトランジット組」は計10人。
到着後、職員さんが呼びかけていたので、みんなで集合してロビーへと向かうようです。
みんなで受付へ向かう途中、電光掲示板には 07:30発 Nam AIr の表記がありました。
これでやっとスンバ島へ行けそうです!
深夜2時30分を過ぎてるので、人は誰もいません。
基本的には閉まってる時間のようですが、Nam Air の受付まで向かいました。
・・・が、受付に誰もいません。
チケットはジャカルタでもらっていたので、このまま手荷物検査をして、搭乗ゲート前で待機しても良いとのことでした。
お店は閉まってるし、確かに他の乗客は誰もいません。
指示された通り動いてるし、そもそも勝手に航空券キャンセルされてこうなってるしで、みんな疲労困憊です。
みんなのイライラがピークに達して、もう動けないと地面に座り込み。
色んな人が出てきて話し合った結果、搭乗ゲート前での待機OKになりました。
ベンチで仮眠を取り、05時30分頃に職員さんに、ゲートの変更があるとの連絡を受けました。
その声がけで目が覚め、指定場所に移動して、飛行機の出発を待ちます。
スンバ島への飛行機到着!
うとうとしていると、ふと気がつくと、スンバ島へ向かう飛行機が到着したとの案内が入りました。
この瞬間をどれだけ待ち望んでいたことか・・・これでようやくスンバ島へ行けます!
インドネシアは熱帯の国ですが、島ごとに木が多かったり、草原が広がっていたりと特徴があって面白いです。
スンバ島は森林は少なく、草原が多い印象でした。
飛行機を降りて思ったのですが、空港がめっちゃ小さい!
僕たちが降りた Nam Air 以外の機体が見当たりませんでした。
手荷物を受け取り、手配していたカーチャーターのドライバーさんと合流できました。
地元の小さい子どもたちが、チップ目当てで荷物を運ぼうとしてきますが、特に構う必要はないかと思います。
まとめ
一言でまとめると、航空会社の対応はひどいなと思いました。
結果的には24時間遅れで目的地に到着、補償は300,000rpのみ、飛行機遅延により被った損失分の補填なしでした。
過ぎたことを言ってもしょうがないのですが、次回以降の航空券を探す時には、なるべく選ばないように心がけるつもりです。
さて、2日目はスンバ島西部の観光をしていきます。
伝統集落、美しすぎるラグーン、のんびり過ごせるビーチなど、魅力的な観光地で盛りだくさんです😆