東南アジア最大の湖・トンレサップ湖
雨季と乾季に貯水量が大きく異なる湖で有名です。
カンボジアと聞けば、みんな知っている「アンコール・ワット」があるシェムリアップの近くにあります。
Google Mapで見ると湖が大きすぎて一瞬で見つかりますよ(笑)
僕たちがここに行ったのは2019年3月5日。ちょうど乾季の時期です。シーズンオフですね。
蒸発量が降雨量を大きく上回るので、この時期は水位が低いです。
卒業旅行で大学の友達(英語ペラペラ)と二人で来ていました。もともとトンレサップ湖に行く予定はなかったのですが、アンコールワットをはじめとする遺跡群を見終わった後、チャーターしたタクシーの運転手が一言「トンレサップ湖に行ってみないか?」
カンボジアからタイへ入国する最終日、今日を逃せば人生で二度と行くことはないかもしれない・・・そんな思いが僕たちを支配し、行くことを決意。
タクシーの中で「大学の授業で何回も聞いたトンレサップ湖見えるのは面白そう!」と談笑していました。シェムリアップ市内のホテルからタクシーで30分くらいかかるので、一応料金調べておこうと情報収集をしていました。
調べていくと、ぼったくり?詐欺?
などと何やら物騒な情報がいっぱい出てきました。
ツアーで行くわけでもなく、個人的に弾丸で行くので守ってくれる人は誰もいません。
これ行かないほうがいいんじゃ・・・一応値段は25ドルらしい。
「極端に高い値段を要求されたら帰ろう」
ちょっぴり怖いなと思いつつも、東南アジアは4回目だったので
「なんとかなるっしょ!」と思っていました(笑)
目的地に近づくにつれ、水上生活村が見えてきました。この辺も雨季になると沈むそうです。
少しずつテンションが上がってきて、不安は薄らいでいきます。
そしていよいよ、到着!!
タクシーから降りるとチャラ系の兄ちゃんが1人で近づいてきました。
ついて行くと、受付にて
ん?聞き間違えかな?
いったん、タクシーの運転手に確認すると、やはり25ドルのようです。
こうして25ドルのコースで乗れることになりました。
そして待ち時間もほぼなく、船(ボート)に乗ることができました。乗客は僕と友人、案内人のチャラ男、ボートの運転手の4人。
ちょっと嫌な気分だったけど、まあ目的の水上生活村が見えればいいかなと気持ちを切り替えます。
船は順調に進みます。
さっきのチャラ男が嘘のように懇切丁寧なトンレサップ湖の解説をはじめる。
・カンボジアには長い雨季と乾季があって、今は雨季のため水位が低いこと。
・漁業で生計を立てているものが多くいること。
・ここに住む人たちは貧しいこと。
様々なことを教えてくれました。さっきまでぼったくろうとしてたけど、この人普通にええ人かもしれん・・・と思っていました。そうこの時までは。
ボートに乗っている間に様々な水上ハウスを見かけました。
その中のちょっとしたマーケットなどがある、一つの水上ハウスに上陸。
なぜかワニがいっぱい飼われていました。
チャラ男の態度は段々と豹変。お酒を片手に、口調もどんどんきつくなる。
・ちょっと飯食わないか?→食わない
・ジュース売ってるぞ!→喉かわいてない
・君たちは楽しんでるように見えない。楽しまないことはよくないことだ!→そんな不快な態度とられて楽しめるわけない
・ここの人たちは貧しいとさっき言ったよな?よかったら寄付しないか?→ぼったくりという事前情報を得ていたので、払わない
こんな対応をしていると、相手のいら立ちが伝わってきます。
帰り道、簡単に説明だけはしてくれましたが、最初のころの丁寧さは0。
ただ、ゴールが近づいていくにつれ、寄付を求めてくる頻度も多くなりました。
・君たちはそんな高そうなカメラを持ってる。裕福なんだろ?ここの人たちは毎日の食べるものにも困っている。
・寄付するかしないかは自由だが、裕福な人は貧しい人を助けるべきだ。
結局、最後まで払いませんでした。
ボートを降りる直前、お前たちは中国人のようだ!(Similar to Chinese!!)と言われました。
どうやら僕たち同様、中国人も払わない人が多いみたいですね。
おそらく日本人と聞いて、払うだろうと思っていたのでしょう。
ボートを降りてすぐに、3歳くらい?の小さな子にGive me moneyと言われました。
トンレサップ湖に限らないですが、カンボジアでは小さな子供がお金を要求してくる場面によく遭遇しました。
トンレサップ湖は非常に素晴らしい風景ですが、ツアーなどを利用する方がいいかもしれません。個人で行くとロクなことになりませんよ!
それでは、楽しいカンボジア旅行を!