メンタル

強迫性障害との向き合い方【治し方・原因・確認】

2019年10月4日

 

強迫性障害とは

 

強迫性障害という病気についてご存知でしょうか?

よく見られる症状として、以下の事例があります。

 

強迫性障害の症例

 

☑ 不潔恐怖と洗浄

☑ 加害恐怖

☑ 確認行為

☑ 儀式行為

☑ 数字へのこだわり

☑ 物の配置、対称性などへのこだわり

 

厚生労働省:知ることからはじめよう みんなのメンタルヘルスより引用

 

強迫性障害は、厚生労働省のホームページを見ると、以下のように記述されています。

 

強迫性障害では、自分でもつまらないことだとわかっていても、そのことが頭から離れない、わかっていながら何度も同じ確認をくりかえしてしまうことで、日常生活にも影響が出てきます。意志に反して頭に浮かんでしまって払いのけられない考えを強迫観念、ある行為をしないでいられないことを強迫行為といいます。たとえば、不潔に思えて過剰に手を洗う、戸締りなどを何度も確認せずにはいられないといったことがあります。

厚生労働省:知ることからはじめよう みんなのメンタルヘルスより引用

 

成人の40人に1人がかかるとも言われる強迫性障害です。

実は僕もこの症状に小学生のときから悩まされています。

 

今回は僕の実体験と、それに対する対処法を書いていこうと思います。

また、最初に結果を書いておきますが、僕は現時点(25歳)でまだ治っていません。

症状の波はありますが、15年間くらい向き合っています。

 

 

強迫性障害に悩まされ始めた小学生時代

 

 

僕が初めて強迫性障害の症状が出始めたのは、小学3年生くらいのときです。

きっかけは、両親が共働きになったことで、毎朝家の戸締りをするようになってからでした。

 

<戸締りをする場合>

家のドアに鍵をかける→本当に閉めたっけ?→ドアガチャガチャ→閉まってる、よし出かけよう→あれ、本当に閉まってるかな・・・→ドアガチャガチャ→閉まってる、よしd(ry

 

これを永遠に繰り返します

この確認行為をやっているときに、だれかに見られたり行為を中断するような何かが起こったりすると、最初からリセットしてやり直しです。

たぶんですが、経験したことない人がこの文章を読むと、意味が分からないと思います。

 

正直、僕も頭の中で確認できたことをわかっています。

なのに、なぜかやめられないんです。だから病名がつくんだと思います。

 

ドアの確認につづいて、すべての物に感情が宿ると考えるようになった

 

この症状はもうないですが、小学生のころの僕はすべての物に感情が宿ると考えるようになりました。

例えば、物を床に落とすと、床や落とした物を傷つけてしまいます。

それは床と落とした物に悪いことをしたことになります。

なので、床と落とした物を手でなでながら、心の中で謝罪するという謎の儀式をしていました。

 

ただ、当時自分でもこの行為が異常だと認識していたので、

誰にも見られないようにひっそりとやってました。

家族に見られて、何してるの?と言われたことはありましたが・・・

 

症状が落ち着いていた中学・高校時代

 

 

小学生のころとはガラッと状況が一変し、中学・高校時代はあまり強迫性障害に悩まされなくなりました。

ドアの過剰確認などはしていましたが、特にそれ以外で思い出せるような症状はないですね。

なぜ、この時期に症状が落ち着いていたかわかりません。

中学時代は部活に打ち込んでいたことしか記憶にありませんが、それが関係しているかもわかりません。

 

症状が落ち着いた理由を解明できれば、

強迫性障害の完治に向けた一歩になるのではないかと思っています。

 

症状が悪化した大学時代

 

 

大学生のとき、強迫性障害が最もひどい時期でした。

ちょうど大学時代に一人暮らしを始めたので、自分の生活は自分でしないといけなくなりました。

そんな状況に身を置くことによって、プレッシャーになっていたのかもしれません。

このときに表れた症状を一気に書き上げます。

 

 

大学時代の症例(6年間で経験したこと)

 

☑ 戸締りの確認

☑ 電気・ガスの消し忘れの確認

☑ 水道を閉めたかの確認

☑ コンセントが奥まで刺さっているか、カーテンがコンセントの差込口を覆っていないのかの確認

☑ コンセントが家具などで踏まれていないかの確認

 

これらの症状が一気に出てきて、もはや家から出るだけで一苦労です。

確認しなければならない項目が多いのと、確認し始めると終わらなくなるので、

ずっと家にいる方がましです。

 

症状が本当にひどい時期は家の中にいても落ち着きませんでした。

常にコンセント周りをチェックして、カーテンや本などがコンセントの差込口付近にないか確認していました。

寝る前やお風呂に入る前にも過剰に確認するので、心がまったく落ち着きません。

 

結局、大学生活が終わるまでこの症状は改善することなく、社会人になりました。

 

症状が緩和した社会人時代(今)

 

 

今、新社会人になって半年になりますが、強迫性障害の症状は大学時代と比べて落ち着いています。

毎日遅くまで仕事して疲れ果てていると、どうにでもなれ!っていう気持ちが出てきて確認を怠ることがあります。

 

確認しなさすぎて本当に危ない目にあったらダメですが、

強迫性障害の人が言う「確認を怠る」行為は世間一般では当たり前かもしれません。

もしかしたら、まだ確認しすぎかもしれませんね。

 

もしかしたら、毎日何かせざるを得ない環境に置かれて、

1人でいる時間を短くすれば、症状は緩和していくんじゃないかなと最近思っています。

1人でいる時間が短ければ、確認行為をする頻度は圧倒的に減りますからね。

強制的に確認できない(しにくい)環境を意図的に作る感じです。

 

強迫性障害を治すには、0か1かの考え方が重要

 

僕はまだ、強迫性障害の治し方を知りません。

あれば教えてほしいです。

 

しかし、症状を緩和させることはできると思います。

それは「確認行為を一切しないこと」です。

僕がかなり気になる行為として、「☑ コンセントが奥まで刺さっているか、カーテンがコンセントの差込口を覆っていないのかの確認」があります。

 

ただ、僕はすべてのコンセントを確認しているわけではありません。

見る箇所(1)見ない箇所(0)があります。

見る箇所と見ない箇所に分かれた理由は不明ですが、見ない箇所は全然気になりません。

つまり、見る箇所を見るように習慣化されているということです。

 

もちろん安全第一ですが、見ない箇所を増やしていけば、

いずれ強迫性障害の症状を緩和できそうな気がします。

 

まだまだ完治しそうにないですし、僕は一生付き合っていくものだと思ってます。

少しずつ緩和して、日々の生活のストレスにならないようにしていくことが目標です。

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インドネシア4年目|2022年9月割礼→23年1月改宗(ムスリム)→11月日本の両親へ彼女の紹介→24年1月国際結婚|趣味はインドネシア国内旅行・バイクぶらり旅

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