2025年1月、第66回インドネシア語検定C級に独学で一発合格しました!
個人的にやってきた学習とその効果について、ブログに記していきます。
インドネシア語学習歴
インドネシア語検定D級に合格したのが2017年7月、今回C級に合格したのが2025年1月なので、7年半ぶりの合格です。
D級に合格してからインドネシア語の学習を辞めており、インドネシアに移住したのが2020年4月。
インドネシア移住5年目、教科書的な勉強に加え、日々の生活で少しずつ身に着けたインドネシア語力が合格に繋がった気がします。
・2017年7月:インドネシア語検定D級合格 → 学習中断
・2020年4月:インドネシア移住
・2024年1月:インドネシア人の妻と結婚(家庭内言語はインドネシア語)
・2024年3月:職場で日本人1人になる。職場ではインドネシア語のみ。
・2024年8月:インドネシア語検定C級に向けて、単語帳の暗記開始。
・2024年12月末:年末年始の休暇を利用し、インドネシア語検定C級の過去問4年分に挑戦。過去問の復習に全力で取り組む。
・2025年1月:インドネシア語検定C級合格
使用した教材
ほぼこれしかやってません。圧倒的単語力不足を補うために、単語帳に全力を注ぎました。
3535単語とボリュームが多く、結果的には全3章のうち2章まで(全体の2/3)しかできませんでした。
単語帳は上の写真のように、自分で覚えたいと思った関連語句などを書き込みまくっていて、この作業に膨大な時間を要しました。
11月末の時点で間に合わないと判断し、12月からは1章と2章を極める戦略で挑み、結果的には何とか合格しましたが、3章全部暗記してから挑む方が良いと思います。3章に記載されている単語は、C級の問題にそこそこ出てきます。
続いては、こちらの文法対策本。利用したのは受動態の項目のみ。
過去問を解いてて、能動態と受動態に関する問題が毎年2問確実に出題されていることに気づき、年末年始で詰め込んで覚えました。
わからない単語を調べる時は、辞書とChatGPTをフル活用しました。
ChatGPTがすごく優秀で、わからない単語を調べると、その単語の意味や使い方、例文、関連語句など表示してくれるので、独学の勉強に捗りました。
ちなみに、最新インドネシア語小辞典は書店で購入できません。以下のURL先から購入することができます。
そして過去問。敵を知らないといけないので、過去問を購入して4回分解きました。
過去問の傾向と難易度を掴み、どの大問に何分かけるか戦略を立てました。
※ジャカルタで過去問を購入するとRp.800.000 (≒8,000円)もするので、日本の一時帰国で買っておけば良かったです。
過去問と本番の結果
年末年始の休暇を利用して、インドネシア語検定C級の過去問を解きました。
筆記試験はマークシートに記入していないため、5分短縮した時間で本番同様に解きました。
合計点で見ると、合格基準点60点は全て上回っており、余裕のある点数ではないものの、行けそうな自信が出てきました。
不安要素としては、読解問題の点数が題材によって全く理解できないことがありました。
圧倒的単語不足を実感したものの、試験まで約2週間しかなく、試験に出てきた単語だけでも暗記するよう努めました。
その甲斐もあってか、読解問題は過去最高を取ることができました。
合計点は本番70点と、過去問とほぼ同じ点数だったので、現時点での僕の実力がこれくらいなんだと思いました。
過去問を解いていくにあたり、解く順番と各大問に費やす時間がだいたい定まってくると思うので、それを目安に本番解きました。
ちなみに僕の場合はですが、次のように解きました。
2. 語彙 (8分) → 3. 文法 (12分) → 4. 翻訳 (20分) → 1. 読解 (35分) ※筆記試験合計75分 + 予備5分
解く順番と時間を決めておくと、精神的余裕が持てるのでオススメです。
ちなみに筆記試験開始直後、縦10 x 横5 のマス目を問題用紙に書いておき、リスニングの回答メモとしました。どなたかのブログでオススメされてたやり方ですが、僕も過去問解く段階からこの方法を実践して、とても役に立つ方法だと感じました。
こうしておけば良かったと感じたこと
結果的には合格しましたが、こうしておけば良かったと感じることがありました。
① 単語帳3535単語全てを暗記する。
② 過去問を試験直前ではなく、もっと早く触れておく。
① はインドネシア語検定C級の過去問を見ると実感するのですが、想像以上に単語量が多く、わからない単語だらけなことも多いです。
単語量をいかにストックしておくかが大事なので、C級合格のためには3535単語全て暗記しておくのがいいと思います。
② は敵を早く知るという意味で、もっと早く解いておけば良かったです。
能動態と受動態、直接話法と間接話法、3単語の省略語、諺など、ある程度出題パターンが決まっています。
あらかじめ出題パターンがわかっていれば、それに沿った対策ができたかと思います。
まとめ
インドネシア語検定C級は、初めて過去問を見た時、結構絶望すると思います。
「こんな難しい単語ばかりで、合格なんて絶対無理だ・・・」
ただし、合格基準点は60点ほどで、4択のマークシートです。
合格率も直近で20-25%と4~5人に1人は受かるので、完璧にわからなくても、ある程度選択肢を絞れれば合格可能性は高まります。
合格点60に対して僕の点数70と余裕のある合格ではないので、偉そうなことは言えませんが、
単語力をできる限り強化して、毎年出題される文法事項を確実に抑え、過去問で試験慣れしておくことが大事だと思いました。
時間の許す限り、過去問対策は早めに行っておくのが良いと思います。