こんにちは、Tatsu04a(@tatsu04a)です。
インドネシアは人口2億7千万人、世界最大の島国で、様々な民族、言語、宗教、生活様式で構成されています。
「多様性の中の統一」を国是とし、インドネシア人はお互いを尊重し、多様性を認める人が多いように感じます。
同じ国でありながら地域ごとに特色があり、それを一度に体験できるのが「タマン・ミニ」という、巨大テーマパークです。
本記事では、朝10時〜夕方4時まで歩き続けた僕が、オススメの観光スポットを紹介します。
丸一日は無理でも、ココだけは見てほしい!という場所だけ、フォーカスしていきますね。
目次
- 各州の特徴を再現したパビリオン
- 西スマトラ(Anjungan Sumatera Barat)
- アチェ(Provinsi Nanggroe Aceh Darussalam)
- 西カリマンタン(Anjungan Kalimantan Barat)
- 東カリマンタン(Anjungan Kalimantan Timur)
- 北スラウェシ(Anjungan Sulawesi Utara)
- パプア(Anjungan Provinsi Papua)
- 南スラウェシ(Anjungan Sulawesi Selatan)
- 東ヌサトゥンガラ(Anjungan Nusa Tenggara Timur)
- バリ(Anjungan Bali)
- ジョグジャカルタ(Special Region of Yogyakarta Pavilion)
- 中部ジャワ(Central Java Pavilion)
- コモド博物館(Komodo Museum)
- 乗り物博物館(Museum Transportasi)
- 水族館(Taman Akuarium Air Tawar TMII)
- ロープウェイ
- 入場料・入場時間
- 昼食場所・休憩場所
- まとめ
各州の特徴を再現したパビリオン
タマン・ミニの象徴とも言える パビリオン(Pavilion)は、インドネシア各州の特徴を再現したものです。
各パビリオンでは、住居、伝統衣装、生活様式などを見ることができます。1つのテーマパークにいながら、まるでインドネシア全土を旅行したかのような気分を味わえますよ!
本記事では、ほぼ全てのパビリオンを回った僕が、オススメのパビリオンをピックアップして紹介していきます。
西スマトラ(Anjungan Sumatera Barat)
パガルユン王宮という立派な建物があります。かつては王室の住むところだそう。
建物の中に入ると、伝統衣装や食器などの生活用品が飾ってあります。
アチェ(Provinsi Nanggroe Aceh Darussalam)
アチェ州はインドネシア最北端に位置し、インドネシアで唯一シャリア(イスラム法)が施行されている地域です。
シャリアに違反すると、むち打ち刑が行われているようです。日本のニュースでも時々目にすることがありますね。
2004年にはスマトラ島沖地震の大きな被害を受けるなど、日本にいてもアチェという名前は知っている方も多いのではないでしょうか。
*2021年2月13日は閉鎖されていたので、外側から撮影。
西カリマンタン(Anjungan Kalimantan Barat)
西カリマンタン州の州都ポンティアナックは赤道直下の街で、赤道記念碑が観光名所になっています。
世界でも赤道が通る国は14カ国しかなく、アジアではインドネシアのみ。さらにインドネシア国内では、カリマンタン島・スマトラ島・スラウェシ島のみのようです。
Daluk という、高床式住居をめちゃくちゃ高くした感じの伝統的な住居も見られます。
赤道記念碑
Dalukという、ダヤッビダユ(Dayak Bidayuh)族の伝統的な住居
東カリマンタン(Anjungan Kalimantan Timur)
インドネシアの首都移転計画で、ジャカルタから東カリマンタン州へ首都を移転するとジョコ大統領が発表したことで有名になりました。
東カリマンタン州には豊富な森林資源がありますが、違法伐採されていることが大きな問題になっています。
北スラウェシ(Anjungan Sulawesi Utara)
北スラウェシ州の州都はマナドで、人口の70%以上がキリスト教徒です。イスラム教が大半を占めるインドネシアでは珍しい地域ですね。
オランダ植民地時代の影響からか、西欧風の建物が多く見られる街だそうです。アジア最大級となる高さ30mのキリスト教像があります。
パプア(Anjungan Provinsi Papua)
パプア州は独立や差別に対するデモなどで、ニュースで目にすることがあるかもしれません。
200以上もの部族がいると言われ、言語も様々。発展に伴って、少しずつ伝統的な家屋が減ってきているそうです。
南スラウェシ(Anjungan Sulawesi Selatan)
南スラウェシ州の州都はマカッサルで、人口は134万人を超える、スラウェシ島最大の都市です。
過去には香辛料貿易で栄え、現在は漁業が盛んに行われています。
トラジャコーヒーが有名で、コーヒー好きな人は聞いたことがあるかもしれません。
東ヌサトゥンガラ(Anjungan Nusa Tenggara Timur)
東ヌサトゥンガラ州で最も有名なのはコモドドラゴン(コモドオオトカゲ)でしょう。リンチャ島、コモド島、モタン島を中心に生息しています。
生息している約2,500頭の個体は、絶滅危惧種として指定されています。インドネシア政府はコモドドラゴンの保護を目的に観光客数の制限をかけようとしているとの噂もあり、気軽に見に行けなくなるかもしれません。
バリ(Anjungan Bali)
説明不要の有名観光地、バリ島。訪れたことがある方も多いのではないでしょうか。
バリ・ヒンドゥー教を信仰する方が多く、独自の文化や生活を大切にしています。
ウルワツ寺院やタナロット寺院、クタビーチなど、観光地の名前が挙げきれないほど、魅力的な場所として世界中の人を惹きつけています。
ジョグジャカルタ(Special Region of Yogyakarta Pavilion)
インドネシアの美しい古都・ジョグジャカルタは王宮(クラトン)やブリンハルジョ市場、ワヤン・クリッ(影絵)などが有名です。
世界遺産に登録されているプランバナン寺院が代表的な観光地です。
中部ジャワ(Central Java Pavilion)
先ほど紹介したジョグジャカルタ特別州を囲うように、中部ジャワ州はジャワ島中部に位置します。
最も有名な観光地はボロブドゥール寺院でしょう。世界遺産に登録され、目の前にその姿を見た瞬間の感動は、今でも忘れられません。
プランバナン寺院
ボロブドゥール寺院
コモド博物館(Komodo Museum)
コモドドラゴンは東ヌサトゥンガラ州のリンチャ島、コモド島、モタン島などの一部の地域にしか生息していませんが、コモド博物館ではコモドドラゴンを見ることができます。
コモドドラゴンの他にも、カメ、ヘビ、ワニなどもいて、餌を上げることもできますよ。
残念ながら、僕が行った2021年2月13日にはコモドドラゴンがいませんでした。
コモドドラゴンが見れるのは、タイミングによるのかもしれませんね。
ジャカルタ出張した時に行ったタマンミニで見たコモドドラゴン!デカかった〜! pic.twitter.com/CAYHPEI0OC
— tT (@raiden272003) August 18, 2015
ワニに直接エサを上げることもできます。迫力があって、見てて面白いですよ!
乗り物博物館(Museum Transportasi)
飛行機や船、バスや電車など、様々な乗り物が展示されています。
いくつかの乗り物の中に入ることもでき、乗り物好きにはたまらない施設です。
インドネシア国営航空会社「Garuda Indonesia」
こちらの赤い列車は、中に入ることができました。
また、近くの建物の中には、船や飛行機のミニチュアや当時の制服などが展示されています。
水族館(Taman Akuarium Air Tawar TMII)
ジャカルタには3つの水族館があり、そのうちの1つがタマン・ミニにあります。
規模は決して大きくないものの、インスタ映えスポットの設置や3D映像のアニメーション(有料)が上映されているなど、お客さんを楽しませる工夫が見られました。
ロープウェイ
タマン・ミニ全体を見渡せるロープウェイに乗って、一番の見どころである中央の池を見てみましょう。
池の中には小さな島が点在しているのですが、実はインドネシアの各島を表していて、インドネシアの国土を表現しています。
Taman Mini Indonesia Indah (TMII) di Jakarta Timur.
Tapi kalau nak masuk, kena masuk ikut "Semenanjung Malaysia". 😂
Ada Sabah, Brunei dan Sarawak juga di pulau Borneo tapi takkan nak kena buat pos sempadan, ye tak? pic.twitter.com/tuxCURm47p
— El 🇲🇾 (@ErenaTakeuchi) December 4, 2019
事前にインドネシアの国土を表現していると知らなかったら、気づかなかったかもしれません。
ロープウェイの乗り場は2ヶ所あるみたいですが、僕が乗った側から見ると、インドネシアの国土を反対から見てることになり、わかりにくかったです。
スマトラ島
カリマンタン島
ちなみに、結構こわいです。接続部分はかなり揺れます。
ロープウェイは反対側で降りても、戻ってきて降りてもOKみたいです。僕は戻ってきて(往復して)降りました。まだ乗るか?と聞かれましたが、1往復で満足したので降りました。
入場料・入場時間
※入場時間や入場料金は変更の可能性があります。
昼食場所・休憩場所
タマン・ミニの中には、昼食場所や休憩場所が少なかったです。
駐車場の近くにレストランが少しあるくらいで、タマン・ミニの中に入ると屋台形式が中心です。
カフェでまったりくつろぐ・・・というのは難しい(と思う)ので、そのつもりで観光しましょう。
少ないながら、自販機も見かけました。
僕は一日中歩き続けてたので、屋台形式の休憩場所でアイスを食べたり、飲み物を飲んだりして過ごしました。昼食は食べなかったです。
まとめ
「ジャカルタはビジネスの街だから観光には向かない」と言われますが、タマン・ミニのように素晴らしい観光地があります。
ジャカルタに来て時間が余ったら、インドネシアの全てが集まるテーマパークで、インドネシアの多様な文化や生活に触れてみてはいかがでしょうか。
ジャカルタには他にも素晴らしい観光地があります。下記ブログで紹介していますので、コチラも合わせてご覧ください!
それでは、本記事はここまでにします。ありがとうございました。