資格

技術士一次試験が東京・神奈川で中止→延期になった件について【台風・技術士補・再試験】

2019年10月14日

 

2019年10月13日(日)、東京と神奈川を除く会場で技術士一次試験が行われました。

東京と神奈川で試験が実施されなかったのは、台風19号による影響です。

 

今回の台風19号による影響で、東日本を中心に大きな被害をもたらしました。

"過去最強クラス"、"今年最強クラス" など台風の規模の大きさから、様々な呼び方がされていました。

あらかじめ大きな被害をもたらすことは想定されていたため、

今回の「東京・神奈川の会場は試験を中止する」という決断を下したのだと思います。

 

しかし、そのときの日本技術士会の対応に、色々な意見が寄せられています。

 

日本技術士会の対応に対する様々な意見

 

☑ 特定の地域だけ中止にするのは不公平

☑ 試験は1年に1度しかないのだから、予備試験など何らかの形で救済措置をすべき

☑ 試験勉強をさらに1年間続けないといけない

☑ 安全上中止にするのは仕方ないが、全国で一斉に中止にするなど公平性を保つべき

 

僕は2018年の10月に技術士一次試験を受験しました。

試験の直前までめちゃくちゃ勉強して試験に臨みました。

それがいきなり中止になり、さらに予備試験などもないとなると、かなりショックは大きいはずです。

 

僕自信「技術士一次試験の勉強方法」に関する記事をブログで書かせて頂きまして、

2019年9月中旬あたりからアクセスがかなり増えていました。

試験直前までみなさんが一生懸命勉強し、情報収集し、少しでも合格に近づく努力をしていたことがわかります。

 

この試験を受ける社会人の方は、いずれ技術士になるための第一ステップとして、頑張って来られた方が多いはずです。

この試験を受ける学生の方は、将来は技術士として活躍するための第一歩として、頑張って来られた方が多いはずです。

 

台風19号が技術士一次試験の受験者に与えた影響は大変大きいことがわかります。

SNSや掲示板などでも様々な意見が交わされていますが、ここで一度現状を整理してみます。

 

技術士一次試験が実施されない可能性と中止を決定するまでの流れ

 

まずは日本技術士会のホームページに掲載された、試験実施に関する情報を時系列でみていきます。

 

<台風19号について> 第1報 10月8日掲載

台風の影響が懸念されますが、試験実施にあたり変更が生じるときは、当会ホームページにて周知させて頂きます。
今後の状況については、随時情報を掲載いたしますのでご確認ください。

※公益社団法人 日本技術士会:技術士第一次試験を受験される皆様へ(10月8日掲載)より引用

<台風19号について> 第2報 10月11日 10時

令和元年度技術士第一次試験の実施につきましては、台風19号の上陸予想及び各交通機関の計画運休の状況により判断することとしています。
決定次第、速やかにお知らせいたしますので、引き続き本HPを確認して頂くようお願いいたします。

※公益社団法人 日本技術士会:技術士第一次試験を受験される皆様へ(第2報 10月11日 10時)より引用

<台風19号について> 第3報 10月11日 17時

令和元年度第一次試験の実施につきましては、台風19号の接近、上陸等、その影響を見極めていたところですが、各交通機関の計画運休及び受験生の安全確保等の観点や決定後の混乱をさけるため早期の周知を図ることといたしました。
結果として、実施する受験地、中止を含め検討中の受験地を公表させて頂きます。
検討中の受験地については、12日午前中の交通機関等の状況を踏まえ、12日午後において速やかに、改めてお知らせいたします。

○検討中の受験地:東京、神奈川、宮城

○実施する受験地:北海道、新潟、石川、愛知、大阪、広島、香川、福岡、沖縄
(試験開始時間の1時間繰り下げを含む)

※公益社団法人 日本技術士会:技術士第一次試験を受験される皆様へ(第3報 10月11日 17時)より引用

一部受験地の中止の決定
<台風19号について> 第4報 10月11日 20時

令和元年度第一次試験の実施につきましては、第3報のとおり台風19号の接近、上陸等、その影響を見極めていたところですが、各交通機関の計画運休及び受験生の安全確保等の観点から、東京及び神奈川受験地の中止を決定いたしました。
また、中止受験地における受験手数料につきましては、返還させて頂きます。返還手続きの詳細につきましては、後日、本HPでご連絡いたします。
なお、試験の実施に当たり、今後変更が生じた場合には、本HPに随時掲載しますので、念のため最新の情報をご確認ください。

○中止の受験地:東京、神奈川
○実施する受験地:北海道、宮城、新潟、石川、愛知、大阪、広島、香川、福岡、沖縄
(現時点で実施を予定する受験地。状況により試験開始時間の1時間繰り下げの可能性があります。)

※公益社団法人 日本技術士会:技術士第一次試験を受験される皆様へ(第4報 10月11日 20時)より引用

宮城受験地の試験開始時間1時間繰り下げ決定 第5報 10月12日 16時

実施する受験地の宮城につきましては、台風接近にともなう公共交通機関への影響を考慮し、試験開始時間の1時間繰り下げを決定いたしました。

○1時間繰り下げて実施する受験地:宮城
○中止の受験地:東京、神奈川
○実施する受験地:北海道、新潟、石川、愛知、大阪、広島、香川、福岡、沖縄
(現時点で実施を予定する受験地。状況により試験開始時間の1時間繰り下げの可能性があります。)

※公益社団法人 日本技術士会:技術士第一次試験を受験される皆様へ(第5報 10月12日 16時)より引用

新潟・石川受験地の試験開始時間1時間繰り下げ決定(追加) 第6報 10月13日 8時40分

実施する受験地の新潟・石川につきましては、台風による公共交通機関への影響を考慮し、試験開始時間の1時間繰り下げを決定いたしました。

宮城受験地の試験開始時間1時間繰り下げ決定(10月12日16時発表)

実施する受験地の宮城につきましては、台風接近にともなう公共交通機関への影響を考慮し、試験開始時間の1時間繰り下げを決定いたしました。

○1時間繰り下げて実施する受験地:宮城、新潟(追加)、石川(追加)
○中止の受験地:東京、神奈川
○実施する受験地:北海道、愛知、大阪、広島、香川、福岡、沖縄
(現時点で実施を予定する受験地。状況により試験開始時間の1時間繰り下げの可能性があります。)

※公益社団法人 日本技術士会:技術士第一次試験を受験される皆様へ(第6報 10月13日 8時40分)より引用

 

これを見ると、10月8日に台風の影響について言及し、10月11日20時東京・神奈川の中止が決定しました。

台風の影響を大きく受ける可能性のあるエリアには、東京・神奈川の他に宮城がありましたが、

宮城では1時間の繰り下げで実施する方針になりました。

 

公平性を保つにはどうすべきだったか?

 

特定の地域だけ中止にするというのは、公平性に欠けるという意見が多いのはわかりました。

それでは、公平性を保つためにはどうすればよかったのでしょうか?

 

試験の公平性を保つには?

 

☑ 中止になった地域に予備試験(追試)を実施する

☑ 一斉に中止・延期する

 

☑ 中止になった地域に予備試験(追試)を実施する

 

予備試験(追試)を実施する場合、問題の難易度を統一しないと不公平感が出ます。

また、宮城会場では空席が目立っていたようですので、「実施された地域であっても、会場までアクセスできなかった受験生」についても予備試験を行う必要があります。

 

 

☑ 一斉に中止・延期する

 

これが一番良さそうです。

台風の被害の有無にかかわらず、試験日時を変更するのが最も平等な気がします。

しかし、現実的に厳しいかもしれません。

 

一斉に中止・延期するのが難しい理由

 

☑ 毎年約17,000人受ける試験で、会場の確保を新たにするのは多くの費用がかかる

☑ 毎年同じ時期に開催される試験なのに、急に試験日時が変更になったら都合がつかない

 

☑ 毎年約17,000人受ける試験で、会場の確保を新たにするのは多くの費用がかかる

 

もし一斉に中止・延期した場合、全国で合計17,000人を収容する会場を準備しないといけません。

各地域で同じ日・同じ時間に新たに会場を用意するのは、費用の問題からかなり難しいんじゃないでしょうか。

また会場には多くのスタッフもいますので、人件費もかかります。

 

☑ 毎年同じ時期に開催される試験なのに、急に試験日時が変更になったら都合がつかない

 

台風の影響を受けないエリアにいる受験者にとって、急に試験日時が変更になると困る場合があるでしょう。

毎年同じ時期に開催されることがわかっているから、その時期は予定を入れないようにしよう、と調整している受験者もいるはずです。

 

この資格の受験者の中には建設コンサルト勤務の方も多いですが、年度末は繁忙期で試験に行く余裕がなかったり勉強する余裕がなかったりします。

受験者が17,000人いるので、色々な都合で試験日時を変更されると困る受験者もいると思います。

 

試験が実施された今、受験できなかった受験者への対応は予備試験しかない

 

東京・神奈川を除いて試験が実施された今、受験できなかった受験者への対応は予備試験しかないと思います。

現時点で予備試験が用意されているかどうかはわかりません。

東京・神奈川だけで受験者の約半数を占めるので、再度会場をおさえる必要もあり、費用もかかります。

 

しかし、技術士一次試験国家資格であることから、やはり受験者が不公平感を感じないような対策を施す必要があると感じています。

1年間努力を続けてきた受験者が報われるような救済措置が行われることを望みます。

 

【追記】今後の対応について、日本技術士会のホームページに記載されました

 

日本技術士会HPに、今後の対応について下記の記載がされました。

 

受験者の皆様には大変、ご迷惑をお掛け致しましたが、今後の対応につきましては、文部科学省における科学技術・学術審議会技術士分科会試験部会での審議を踏まえ、HPにおいて追ってお知らせ致します。

※公益社団法人 日本技術士会:技術士第一次試験を申込みされた皆様へより引用

 

最終的な決定はまだされていませんが、予備試験実施の可能性も残しているということですね。

どうか、努力を続けてきた受験者が報われるような対応を望みます。

 

【追記】2020年3月7日(土)に再試験が行われることになりました

 

2019年11月1日、日本技術士会HPに再試験を行うという内容が記載されました。

令和元年度技術士第一次試験の再試験について(第1報)

 

内容をまとめると、以下の通りです。

☑ 再試験日は2020年3月7日(土)10:30 - 16:00

☑ 試験会場は東京と神奈川(東京・神奈川以外で受験予定だった者は、東京の会場を指定する予定)

☑ 再試験対象者は ①東京と神奈川で受験予定だった者、②宮城又は新潟で受験予定であったが受験しなかった者、③東京・神奈川・宮城・新潟以外で受験予定だったが、台風の影響で当日又は前日に試験会場まで移動することが客観的に不可能だったと日本技術士会が認めた者

☑ 受験申込み受付については、追ってお知らせがある

☑ 再試験の受験手数料は不要

☑ 東京と神奈川で受験予定で、再試験を希望しない者には受験手数料(11,000円)を返還する

 

再試験が行われることになり、不公平感は多少なくなったかと思います。

台風による公共交通機関の遅延を見越して、あらかじめ東京・神奈川会場付近に宿泊したという声をSNSで見かけました。

完全に不公平感を拭い去ることはできませんが、再試験を望んでいた方も多かったので、まずは良かったのではないでしょうか。

 

試験日が 3月7日(土)、年度末ですね。

僕自身もそうですが、この試験を受ける多くの社会人の方は、年度末にものすごく忙しくなると思います。

今年は大変な中での受験となりますが、みなさんの合格を祈っています。

 

今後も、日本技術士会から技術士第一次試験に関する情報が更新されていく予定なので、定期的に確認していってください。

日本技術士会:試験・登録情報:第一次試験

 

【追記】再試験の申込と受験手数料の返還について

 

再試験の申込と受験手数料返還の手続きに関する内容が掲載されました。

令和元年度技術士第一次試験の再試験について(第2報)

 

内容をまとめると、以下の通りです。

☑ 受付期間:令和元年11月27日(水)~12月11日(水)必着

☑ 再試験対象者には「再試験申込書・受験手数料返還申請書」又は「再試験申込書」を発送する(11月25日発送)

☑ 申請方法:上記書類に必要事項を記入の上、WEB申請 又は 郵送(簡易書留)する

☑ 受験票の発送:令和2年2月中旬

☑ 受験手数料の返還:令和2年2月上旬(試験地が東京・神奈川であった者)

☑ 再試験実施に関する情報は令和2年2月29日(再試験一週間前)から掲載する

 

必ず日本技術士会HPで詳細を確認してください。

特に再試験と受験手数料の返還の手続きは『令和元年12月11日(水)必着』です。時間的な猶予もあまりないので、手続きが遅れることのないよう十分注意してください。

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