こんにちは、Tatsu04a(@tatsu04a)です。
みなさんは東南アジアに行ったことはありますか?
笑顔あふれる現地の人たちを見ると、僕たち日本人が忘れてしまった "何か" を感じる。
何かとは何かうまく言葉にできない。僕の語彙力が足りないのかも(笑)
でも、大切なことな気がする。
道端でたむろしている若者、屋台のおじちゃん、ごった返しのローカル市場、どこに行ってもみんな楽しそう。
いい会社に入ったとか、給料高いとか、人生勝ち組とか、そういう価値観を全て払拭してくれる。
思えば僕はこれまで、両親や日本社会が敷いたレールの上を走ってきた。自分の意思ではなく、その道以外は正解じゃないと教えられたので。
表面上は「やりたいことをやりなさい」と言われながらも、レールから外れることは許されなかった。これこそが正解だと。
ところが大学生の時に初めて行った東南アジアで、その価値観がぐらついた。ここではお金があろうとなかろうと、学歴があろうとなかろうと、みんな楽しそうに見えた。
自分の中の "当たり前" が壊れていく。
ここには「満員電車の殺伐とした雰囲気」や「なぜか小走りのサラリーマン」、「過剰に頭をペコペコ下げる人」はいない。非常にゆったりとした時間が流れてるだけだ。
東南アジアの人たちは十分に幸せを感じているように思う。日本から見た東南アジアって、あまり良くないイメージが多いけど。
貧しい人で溢れてる、街がごった返していて汚そう、といった感じで。
確かに彼らは、貧しいかもしれない。日本と比べると生活水準は低い。
そんな姿を見た先進国は「なんてかわいそうなんだ!」と正義感からか、支援を積極的に行う。
今の先進国を見て、経済が発展すれば幸せを感じるか?と聞かれたら、僕は違うと思う。
豊かになれば、より豊かになるために働き、勉強し、熾烈な競争社会に身を置かなければいけない。競争に敗れたら劣等感を感じながら生きる。そこに本当の幸せはあるのか。
幸せの価値観は人それぞれだが、僕は違うと感じる。
現状幸せを感じている人たちから、幸せを奪うような行為に感じられてならない。
僕はあまりにも無知なので、何いってるか伝わってないかもしれないし、変なこと言ってるかもしれない。無知なりに思うことは、東南アジアは今のままが一番いいんじゃないかということ。
僕は今の東南アジアの笑顔あふれる人が、毎日スーツを着て、時間を気にして、お金を稼ぐために毎日夜遅くまで働く・・・そして人々から笑顔が消えていく姿を見たくない。
世界各国の自殺率が示すように、発展途上国だから自殺率が高い = 不幸というわけではないと思う。
貧しくても、楽しく生きていける。
電気が点かないなら、暗くなったら寝て、明るくなったら起きればいい。
夜遅くまで電気をつけて無理やり働いているのは、人間らしいと思わない。
お金がないからこそみんなで助け合って生きている。
家は大家族で1つ、働きまくるという概念がないので、必然的に家族や友人と過ごす時間が増える。
タイではマイペンライ、インドネシアではティダアパアパという言葉があり、大丈夫、問題ないよという意味で、こちらでは頻繁に聞く。
何とかなるよ精神で、将来に対する不安を抱え込まず、生きているようだ。
そんな東南アジアがいつまでも続いてほしいなと思った。
僕も彼らの生き方を参考にして、少なくとも笑顔でいるように心がけていきたい。
東南アジアに来ると、素の自分が出せる。
会社ではお客様の顔色を伺い、乾いた愛想笑いをし、思ってもいないお世辞を言う。
そんな表面上の取り繕いばかりで、自分の感情を消すことだけが上手くなる。
日本社会ではそれが生きる力とされているので、身につけないといけない。
でも、幸せか?と聞かれたら、僕はそう思わない。
だから、東南アジアには今のままでいてほしいと思った。
終わり。