こんにちは、Tatsu04a(@tatsu04a)です。
新型コロナウイルスの影響で、世界中の働き方に大きな変化が訪れました。テレワークの普及です。
コチラの記事によると、3月のテレワーク実施率は13.2%だったのに対し、4月は27.9%にまで拡大しています。
もともとテレワークは働き方改革で注目されていた働き方でしたが、なかなか浸透せずにいました。
今回のコロナ騒動で従業員の命を守るという観点から、多くの企業が急いで導入するに至りました。
本記事では、コロナウイルスで明らかになったテレワークのメリットとデメリットを紹介していきます。僕自身テレワークを少し経験したので、実体験に基づいた話も盛り込んでいきます。
テレワークのメリット
テレワークのメリットとして、以下の項目が挙げられます。
テレワークのメリット
☑ 生産性が上がる
☑ スーツに着替えなくて良い
☑ 通勤時間がゼロになり、満員電車から解放される
☑ オフィスの数・スペースを縮小し、コストを削減できる
1つずつ、説明していきますね。
生産性が上がる
会社で働いていると、どうしても気が散ってしまうことがありますよね。
隣の席との距離が近かったり、電話対応していたり、話しかけられたり・・・
在宅で静かな環境で仕事ができれば、仕事の生産性も上がります。
Twitterを見てると、テレワークによる生産性向上を実感している人は多いようです。
テレワーク
メリットは通勤時間ゼロで生産性がアップ
デメリット・・・右手にマウス、左手はお菓子で3kg体重増加#テレワーク— 滝澤 (@asianTakki) May 29, 2020
テレワークになって良かったことは会議中に他の作業を進められることと、リラックスして作業できるから生産性が上がったこと。通勤時間0だから自分の時間が増えたこと。
— 虚仮 (@Kim_KSL_Nanoha) May 29, 2020
スーツに着替えなくて良い
毎日スーツに着替えるのって、めんどくさいですよね?
会社に行かなくて良いなら、スーツを切る必要もなくなります。
服装にこだわる必要があるのはビデオ会議の時だけですが、上半身のみ綺麗な格好してれば問題ないでしょう。
通勤時間がゼロになり、満員電車から解放される
満員電車に毎日乗っている人は、最もテレワークの恩恵に与れるでしょう。僕も数週間だけ満員電車の経験がありますが、あれに毎日乗るのは嫌過ぎました。
首都圏の平均通勤時間は59分と言われています。つまり、ほとんどの人が
往復2時間かけて通勤しているということになります。
※エイブル「通勤時間の理想は何分?幸福度から考えるお部屋探し」より引用
多くの人が毎日約2時間も通勤に時間を費やしています。その時間が0になれば、自分の時間が増えたり、満員電車で削ぎ落とされていた体力分の集中力を仕事に使ったりできます。
オフィスの数・スペースを縮小し、コストを削減できる
コチラの記事によると、東京23区内のオフィスの1人当たりコストは約7万円というデータもあるみたいです。
むしろ短期的に出る成果として経営者が取り組みやすいのは、オフィスの賃料を始めとした大幅なコスト削減だ。こちらは確実ですぐ出る効果であり、定量的にも評価しやすい。(オフィス廃止で)通勤費やコピー機などのリース料、紙の費用なども無くなる。東京23区内のオフィスの1人当たりコストは約7万円というデータもある。特に中小企業にとっては大きな削減効果になるだろう。
今回のテレワーク導入で、業務がきちんと回ったという会社は、これを機にテレワークの実施を進めていくことでしょう。
オフィスを0にすることはなくても、各拠点に分散していた支社・支店を閉鎖するなどの動きがでてくるかもしれません。
テレワークのデメリット
テレワークのデメリットとして、以下の項目が挙げられます。
テレワークのデメリット
☑ 社員同士の交流が難しい
☑ 仕事をサボる人がでてくる
☑ 仕事のオンオフの切り替えが難しい
☑ 自宅で働ける環境が整っている人ばかりではない
1つずつ、説明していきますね。
社員同士の交流が難しい
特に新入社員への影響が大きいでしょう。4月からようやく社会人生活のスタートだ!と意気込んでいたのに、研修はすべてリモートで行われているところもあります。
そのため、今年の新入社員は様々な不安を抱えているようです。
同期や先輩はどんな人かな
会社に所属しているのに放置されてる感じがする
そもそも自分がこの会社にいる意味はあるのかな
また、新入社員だけではなく、これまで会社で働いていた方も社員同士の交流で悩んでいるようです。
通常時なら社内で顔合わせをして、昼ごはんを一緒に取ったり、飲み会で交流したりしますが、テレワークだと難しいですからね。(ZoomランチやZoom飲み会という、自宅にいながら社員との交流を深めることもできるようですが、賛否両論みたいですね)
テレワークなのはとても良いけど、人との交流がなさすぎて不安になる・・・
— Lynne (@Lynne42245881) May 28, 2020
仕事をサボる人がでてくる
テレワークじゃなくてもサボる人はいますが、テレワークになるとサボりやすくなる環境ではありますよね。人間は楽な方向へ流される生き物なので、ある意味仕方ないのですが...
そのため、上司は社員が仕事をしているか、様々な方法で管理しているようです。調べてみると、このような管理方法があるようです。
・パソコンのカメラを利用して監視
・頻繁にメッセージでのやりとりで進捗の確認
・パソコンの前にどれくらい座っていたか計測するアプリの導入
出社させるのはサボることの抑制に効果的だったかもしれませんが、テレワークの普及によって仕事の評価方法が変わってくるかもしれません。
テレワークの普及が今後も拡大していくなら、今後の評価方法は完全成果型に移り変わっていくことでしょう。勤務態度よりも成果が大事という評価に変わり、今よりも実力主義の社会へ変化する可能性があります。
仕事のオンオフの切り替えが難しい
仕事は会社で完結させて、家ではリラックスするという常識が崩れます。
家にいても仕事ができてしまうと、仕事のオンオフの切り替えが難しく、ついつい長く働いてしまうことがあります。時間の制約がないので、もう少し進めておこうと思えば、いくらでもできる環境なので、しっかりと自己管理できないと気持ちが落ち着かないでしょう。
Twitterを見てると、オンオフの切り替えが難しいという声が多数ありました。
今朝の読売新聞の人生相談コーナーで「テレワークでのオンオフができません、どうすればいいですか?」と訊かれたさだまさしが「オンオフは難しいです。僕は執筆等の仕事中でも普通にお酒を飲みます。そもそも定時という概念がテレワークと相性がよくない」って答えててめちゃくちゃでよかった。
— 赤月ゆに 🦇 夏コミグッズ通販中! (@AkatsukiUNI) May 1, 2020
テレワークになって僕も感じましたけど、通勤時間も気分転換だったり今日の仕事の内容考えたり、意味はあったんですよね……。テレワークになってオンオフの切り替えができない自分です……。
— Koma (@Koma_Ks) April 19, 2020
自宅で働ける環境が整っている人ばかりではない
自宅でも会社と同じように働こうと思ったら、パソコンや快適な通信環境は必須です。しかし、全員がテレワークできる環境が整っているとは限りません。必要に応じて会社が支援することも検討しないといけません。
また、家には家族がいて、集中して働きにくい方もいるでしょう。部屋が狭く、どうしても気が散ってしまうことも考えられます。会社側は社員のテレワークができる環境かどうかチェックする必要があります。
子どもたちは休校、夫はテレワーク。家族全員が家にいる中で通常通りの仕事は難しい。13日に納品したら、私も30日まで仕事を請けないことにしよう…。
— Cat🐈Ultima (@healer_cat) April 6, 2020
まとめ
これまでテレワークの必要性はなんとなく認識されてる程度だったと思います。
しかし、今回の新型コロナウイルスによって世界中の働き方に変化が起こりました。コロナウイルスの収束後、テレワークに切り替える会社もでてくるでしょう。
今回の件で、テレワークという理想的な働き方に関して様々な課題が見えてきました。少しずつ、私たちの働き方に対する変化は起き始めています。柔軟に対応できるように、常に情報収集しておくことが大切ですね。