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Tatsu04aのインドネシア生活ブログ

大学院進学は就活に有利だが「なんとなく」行かない方が良い理由

2020年6月13日

 

こんにちは、Tatsu04a(@tatsu04a)です。

 

大学3年生になると、就職と大学院進学で悩む方も増えてくると思います。

就職するなら、インターンシップに参加したり、SPIの勉強したり、面接対策したりと色々な準備を進めていきます。公務員試験を受ける方は、筆記試験の対策に時間を使うことになります。

大学院進学するなら、大学院入試(院試)に向けた準備(研究活動・専門分野の知識習得・英語学習)を行います。

 

大学院進学するか悩んでるな〜就活は有利になりそうだけど、学費2年間余分にかかるだけの価値はあるのかな
Tatsu04a
大学院進学は就活の観点からいうと、有利になる場合が多いです。僕も就活は大手企業1社だけ受けて内定をいただきました。周りの友達も似たような状況です

 

僕は理系だったこともあり、学部でも大学院(修士)でも就活自体は受かりやすい環境でした。ですが、大学院に進学すると大手企業から内定をいただく人が多かったです。このような状況を踏まえると、大学院進学は就活に有利だなと思います。

 

しかし、僕は大手企業に入るために「なんとなく」大学院に進学することはオススメしません。

 

研究室で取り組む内容に対して興味がないけど、○○研究室は就職実績が優れているから大学院進学しようかな
Tatsu04a
その考え方で大学院に進学するのはオススメしないですよ

 

僕がオススメしない理由としては、次の3つです。

 

✔︎ 2年間研究をして、ある程度の成果を出す

✔︎ 学会、投稿論文、修論審査会などに取り組む

✔︎ 大手企業を狙う場合は就職先が研究関連分野に限定される

 

それでは、説明していきます。

 

2年間研究をして、ある程度の成果を出す

 

 

大学院に進学すると、ある程度の成果が求められます。

成果を得るためには、研究テーマを慎重に検討し、それが実現可能なテーマであるかを熟考し、関連する論文(英語がメインになる場合も多々あり)を読み漁り、実際に実験や現地調査などをしていきます。

 

当たり前と感じるかもしれませんが、この一連の流れをこなしていくのは大変ですよ。

実際に研究を進めていく中で「もうこのテーマ無理じゃん・・・」と絶望感を感じたり、いつまで経っても望むようなデータが手に入らないと「これもしかして成果得られないんじゃないか」と不安になったりします。

 

Tatsu04a
僕は何度も壁にぶち当たりましたが、研究テーマそのものに楽しんで取り組めたことで修了することができました

 

学会、投稿論文、修論審査会などに取り組む

 

 

さて、ある程度の研究成果を出した上で、避けては通れない道があります。

それは学会・投稿論文・修論審査会です。ある程度成果が出てきた段階で、学会や投稿論文に向けた準備が始まります。ただ成果をまとめるだけと考えたら、痛い目を見ますよ。

 

・学会に向けた準備では、発表内容を簡潔にまとめた要旨とどこを突っ込まれても大丈夫なプレゼン資料を準備します。

・投稿論文の準備では、ABSTRACT、INTRODUCTION、EXPERIMENTAL、RESULTS、DISCUSSION、REFERENCESといった流れで論文を書いていくのですが、非常に時間がかかります。時間をかけても納得のいく査読結果とは限りません(rejectされることもあります)。

 

Tatsu04a
僕は投稿論文を書き上げるのに膨大な時間がかかりました。また、査読意見に対する修正も非常に難しかったです

 

このあたりは研究自体を楽しんで取り組んでいても、とても大変に感じると思います。

 

大手企業を狙う場合は就職先が研究関連分野に限定される

 

 

研究活動を頑張った上で(正確には頑張っている途中)、ようやく就活が始まります。

大学院生(修士)の進路として、主に次の3パターンあります。

 

・研究関連分野への就職

・研究関連分野以外への就職

・大学院博士後期課程への進学

 

僕は大学院博士後期課程のことは詳しくないので、省略します。

 

研究関連分野への就職

 

研究活動を楽しんでいる人は、その研究内容を活かせるような仕事を探していくと思います。その場合の就活は、非常に進めやすいです。大手企業からの内定がいただけるチャンスも大いにあります。

 

Tatsu04a
大学院進学する人のほとんどが、このパターンで就職していくことになるでしょう。僕も含めて周りの友達はほぼ全員、研究関連分野の大手企業から内定をいただいていました

 

研究関連分野以外への就職

 

一方、研究活動と全く関係ない業種を探すとなると、就活で苦戦する場合があるようです。

このパターンの場合は「研究分野以外でやりたいことが見つかった」 or 「研究分野が自分に向いていなかった」の2つに分類されます。

後者のパターンの場合、かなり苦しい時間を研究室で過ごすことになるかもしれません。

 

 

いずれにしても、「大学院まで進学したのになぜ分野の違う弊社を志望するのか」という最難関の質問を突破しなければならないので大変です。

もちろん、必ずしも不利になるという意味ではありません。そして無駄になるわけでもありません。

僕の意見としては研究関連分野以外の道を選んでも、大学院で学んだ内容や身につけたスキルは一生ものだと考えてます。こちらのツイートには、僕も完全に同意です。

 

 

大学院で学んだ内容や身につけたスキルをどうやって活かせるかを説明できれば、就活も突破していけるでしょう。

 

まとめ

 

本記事をざっくりとまとめます。

 

✔︎ 大手企業を狙うために、興味のない研究分野の大学院進学はオススメしない

✔︎ 研究分野に興味があって、研究内容を活かした仕事がしたい人には最高の環境

✔︎ 大学院では「専門知識・技術」と「*リサーチ力」が身に付く

*上記ツイートの言葉を引用しています。

 

興味のない分野だけど大手企業の道が狙えるから、大学院進学しようと考えるのはオススメしません。どこかで心が折れるかも。

 

Tatsu04a
僕も大手企業の就職のために「なんとなく」大学院進学していたら、途中で心が折れていたと思います

 

大学院生活はほどほどに忙しいですし、成果を出さなければというプレッシャーに押しつぶされそうになります。

しかし、研究分野に興味があって取り組める人にとっては、大きく成長できますし、その後の人生にも良い影響を与えるでしょう。

 

最後に一言、研究内容によっては就活と結びつきにくい分野があるのも確かで、その場合は研究分野を活かしたくても直接活かせないパターンもあるようです。研究室の就職実績を確認しておきましょう。

 

大学院進学するか悩んでいる方の参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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