前回の記事で、インドネシア入国までに必要な手続きを説明しました。→ 【就労ビザ・年金・保険】海外現地採用の内定獲得後の流れ|インドネシア入国準備編
本記事ではインドネシアに入国してから行う手続きを説明していきます。
インドネシア入国後に行う手続き
- ITAS ONLINEの取得(入国審査と同時)
- SIMカードの購入
- KITASの取得
- 銀行口座の開設
- NPWPの取得・BPJSの取得
ITAS ONLINEの取得(入国審査と同時)
僕はスカルノハッタ国際空港で手続きをしました。
スカルノハッタ国際空港に到着後、まずは入国審査のゲートに向かいます。海外旅行の時と流れは同じです。
入国審査のゲートが並んでいる一番奥に「ITAS ONLINE」の表記がありますので、そちらで手続きをします。詳しくは以下の記事で説明がされていますので、共有します。
上地図の ITAS ONLINE の表記ですが、下のように大きく書かれていますので迷うことはないはずです。
ITAS ONLINE の手続きをする際に、パスポート(C312就労ビザ取得済)を渡して、左右の人差し指の指紋をとり、顔写真撮影を行います。ここで簡単な質問を聞かれるかもしれません(僕は何も聞かれず手続きは数分で終わりました)。
手続きが終わると、STAY PERMIT & RE-ENTRY と書かれたシールがパスポートに貼られます。滞在許可と再入国許可を意味しています。下のような小さめのシールです(2020年4月1日入国時点)。
後はいつも通り、荷物をピックアップして税関を通り抜ければ終了です。
SIMカードの購入
海外生活ではネット環境を整えることが不可欠です。以前はプリペイドSIMを購入すればそのまま通信環境が確保できたのですが、テロ対策としてSIM契約をする際に個人情報の登録が義務化されました。
そのため、初回は登録に関する諸々の手続きが必要です。僕はTELKOMSELという会社のSIMを利用していて、手続きはGRAPARIというTELKOMSELのサービスセンター?のようなお店でやってもらいました。
一度契約してしまえば、TELKOMSELの場合は「My TELKOMSEL」というアプリで使いたい通信容量プランを購入できるので、めっちゃ便利で簡単です。しかも安いプランを選べば毎月1,000円くらいで済ませられます。
KITASの取得
KITASの申請はインドネシア入国後、7日以内に居住区管轄の入国管理局で行う必要があります。
このあたりの手続きは会社やエージェントを通して行われるため、個人で何か手続きすることはないでしょう。
銀行口座の開設
インドネシアで働く方は、インドネシアでの給与を受け取るために現地で銀行口座の開設をします。
会社で指定された銀行口座を開設することになりますが、おそらく以下の銀行口座になると思います。
BANK Mandiri , BANK Central Asia (BCA), BANK Negera Indonesia (BNI)
銀行口座の開設手続きに必要なものは次の通りです。
・パスポート
・KITAS
・口座入金用の現金Rp. 500.000(4,000円ほど)
NPWP(納税者番号)も求められるかもしれませんが、僕の場合はまだNPWPが手元に来ていない段階でも開設することができました。
手続きは全てインドネシア語で行われますが、会社の上司やインドネシア人のサポートがあるはずですので、心配不要です。
ちなみに僕はインドネシアに入国して6日後に開設しました。当時のツイートを見ると、日本人上司とインドネシア人上司のサポートを受けて開設できたことがわかります。
BCAで銀行口座の開設ができました!
日本人とインドネシア人のサポーターのおかげでスムーズでしたが、インドネシア語を聞き取るのが難しすぎました💦
【今日のインドネシア語】
・nomor 番号
・alamat 住所
・jenis 種類、タイプ
・rekening アカウント
・penyetor 預金者
・pemiliki 所有者 pic.twitter.com/Fm0VaQ0LTg— Tatsu04a@インドネシア (@tatsu04a) April 6, 2020
NPWPの取得・BPJSの取得
NPWP(納税者番号)→ BPJS(BPJS Ketenagakerjaan:社会保険、BPJS Kesehatan:健康保険)という流れで、僕は取得しました。
詳しい説明は省略しますが、この手続きも個人で何かやる必要はなく、会社などから手続きしてもらえると思います。
このあたりの書類は大変重要になってきますので、大切に保管してください。
インドネシアの社会保険「BPJS」を使って病院へ行って来ました
まとめ
外国人がインドネシアで生活しようとすると、その手続きの多さに困惑することでしょう。
日本と違ってスムーズに手続きが進まないことも多く、ストレスも抱えることが多いはずです。
ここを乗り越えれば、ようやくインドネシア生活がスタートできますので、頑張りましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!