インドネシアを出国してから日本に入国するまでの流れを、備忘録として書き留めておきます。
ワクチン接種プログラムも始まり、日本一時帰国を検討している方も多いのではないでしょうか。
しかしながら、コロナ禍で必要な書類が多く、各手続きにかかる時間もいまいちわかりにくいですよね。
必要な書類って何がある?
インドネシアの空港には何時間前に着いておくべき?
日本の空港に到着してから隔離ホテルに移動するまでの流れは?
他にも様々な疑問があるかと思いますので、日本への帰国に向けた流れが把握できればと思い、執筆させていただきました。
本記事では、2021年9月3日時点での情報を共有していきます。
※必ずご自身で最新の情報を確認するようお願いいたします。
日本入国までに準備しておくもの
まずは日本入国へ向けて、必要な書類(自分で用意する必要があるもの)をまとめました。
① PCR検査陰性証明書(出発時間から72時間以内かつ有効な出国前検査証明フォーマットに基づいたもの)
② スマホアプリ(MySOS・COCOA・Google Map)
③ 予診票・接種記録書・接種証明交付申請書
① PCR検査陰性証明書
インドネシアから日本へ帰国するためには、PCR検査陰性証明書が必要になります。
条件としては、出発時間から72時間以内かつ有効な出国前検査証明フォーマットに基づいたものです。
有効な出国前検査証明書のフォーマットは外務省のコチラのページから入手できます。→ 有効な「出国前検査証明」フォーマット
どの病院でPCR検査を受け、フォーマットに基づいた陰性証明書を発行してもらうかについてですが、僕はシロアム病院をオススメします。
というのも、シロアム病院は日本語対応していますし、日本人が多く訪れるクリニックであることから、日本入国時に必要な書類について病院側が把握しているからです。
僕は自分で用意した「有効な出国前検査証明フォーマット」を持っていきましたが、シロアム病院のスタッフの方はすでに持っていたので、こちらから渡すことはなかったです。
PCR検査検査+「有効な出国前検査証明フォーマット」への記入で、料金は1.345 juta でした。
2021年8月2日にWA(WhatsApp)でシロアム病院に料金を確認した時は2.325 juta と言っていたので、料金が安くなってました。
PCR検査を受けてから結果が出るまでは24時間かかります。シロアム病院チカランでは、検査を受けた翌日の午前8時〜午後4時の間に結果を取りに来るよう言われました。
※シロアム病院チカランのWAは 0818-0607-5557 です。
※2021年8月2日時点、タケノコ診療所チカランではPCR検査をやっていませんでした。
② スマホアプリ(MySOS・COCOA・Google Map)
日本入国のためには、以下のアプリをダウンロードしておく必要があります。
① MySOS(健康居所確認アプリ)→ App Store / Google Play
② COCOA(接触確認アプリ)→ App Store / Google Play
③ Google Map → App Store / Google Play
① MySOS(健康居所確認アプリ)については、日本入国前までに登録者情報の登録をしておきましょう。アプリを立ち上げて、名前・生年月日・パスポート番号の入力を行います。
日本入国後のビデオ通話では、MySOSのアプリを利用します。
① ② のアプリについては、通知の設定はすべてオンにする必要があります。
① ③ のアプリについては、位置情報を常にオンにする必要があります。
アプリの設定に関することは、日本入国後の空港内で係の方より確認・説明があります。
上手くできていない時は、その場で設定方法を教えていただけます。
③ 予診票・接種記録書・接種証明交付申請書
ワクチン接種時に必要な書類を事前に準備しておきましょう。
必要事項を記入しておく必要があります。
・予診票:https://www.anzen.mofa.go.jp/c
・接種記録書:https://www.anzen.mofa.go.jp/c
・接種証明書交付申請書:https://www.anzen.mofa.go.jp/c
ワクチン接種予約サイトから申し込むを行うと、こちらのURLはメールに添付されています。
届いたメール自体も印刷 or メール画面表示する必要があるので、消さないように要注意です。
※指定隔離施設でワクチン巡回接種を受ける方は、必ず日本入国前までに準備しておきましょう。ホテル内では部屋から一切出られないので、コピーすることはできません。
飛行機内で配られる書類
① 出国前検査の受検及び入国に当たって必要なアプリのインストールについて
② 誓約書(個人)
③ 日本入国前14日以内に訪れた国を書く紙
④ 携帯品・別送品申告書(海外旅行でいつも書く細長い書類)
② 誓約書 については、事前に印刷して置いたほうがいいかもしれません。
資料はコチラから入手できます。→ 誓約書(個人)
僕が搭乗したANA(ガルーダとのコードシェア便)では機内でいただくことができましたが、事前入手できますので、念のため持参しておくと安心です。
全体の流れと所要時間
全体の流れと所要時間を、以下の3つのパートに分けて説明していきます。
① スカルノハッタ国際空港出発前
② 飛行機内
③ 羽田空港到着後
① スカルノハッタ国際空港出発前
2021年9月3日、スカルノハッタ国際空港の出発時間は 07:00
第3ターミナルへ到着したのが 04:20 で、搭乗するANA (NH872便) のチェックインカウンターはすでに開いていました。
チェックインカウンターに人はほぼおらず、受託手荷物を預け、PCR陰性証明書を渡して、日本入国時に必要となるQRコードを読み取りました。
このQRコードで読み取ったものは、「新型コロナウイルス感染症対策の質問票」で、回答が終わったらQRコードが表示されるので、スクショを取っておきましょう。日本入国時にQRコードのスクショを見せる場面がありました。
※入国後にQRコードを読み取って入力することも可能ですが、事前入力しておくとスムーズです。
イミグレや手荷物検査もスムーズに終わり、04:45には全ての手続きが終わり、搭乗ゲート前にいました。
ただ、さすがに早すぎました。お店もほぼ閉まっていたので、もう少し遅めに行動しても良かったかもしれません。
② 飛行機内
若干遅れての出発となりました。
座席は3人掛けシート×3 の機体で、基本的には3人掛けのシートに1人で座ります。
食事は8時頃に朝食が出て、13時前にパンが出ました。飲み物は随時いただくことが可能です。
食事の時間以外は、先ほど紹介した「飛行機内で配られる書類」に記入をして、入国後の流れを確認したり、映画を見たり、寝たりしてました。
③ 羽田空港到着後
飛行機は16:23に到着しましたが、すぐには降りれません。
まずは国際線乗り換えのお客様が優先で、20分ほど待機して飛行機内から出られました。
飛行機を降りた後は、とにかく歩きます!
歩いては書類のチェック、歩いてはアプリの確認、歩いてはPCR検査・・・という感じで、とにかく歩きます。各チェック場所での待機時間もあるので、けっこう時間がかかります。
すべてのチェックが終わってから、受託手荷物の受け取りと税関検査となります。
税関検査では手荷物を開けて、がっつりと中身をチェックします。麻薬犬?もいました。
その後は指定隔離施設へ移動するために、バス会社の方の誘導に従って行動します。
20人1グループでバスに乗り込み、バスの中で指定隔離施設のホテルが発表されます。
20人揃うまで待機する必要があり、場合によってはバス出発までもかなりの時間を要する可能性があります。
※指定隔離施設は「アパホテル&リゾート横浜ベイタワー」でした。
※バス車内の様子。バスの搭乗者は羽田空港内PCR検査で陰性だったからか、特別な感染防止対策が取られている様子はなかった。
バスに乗り込めたのが19:20で、ホテル入口に到着したのが20:30、ホテルの部屋に到着したのが21:00でした。
空港到着(16:23)からホテル到着(21:00)まで約4時間40分かかりました。
まとめ
2021年9月3日時点、インドネシアから日本への一時帰国に必要な書類と全体の流れを説明してきました。
ワクチン接種プログラムも始まり、一時帰国を考えている方も増えてきているのではないかと思います。
本記事では、コロナ禍でややこしい一時帰国について、どんな流れになるのかざっくりと紹介させていただきました。参考になる部分があれば幸いです。
それでは、本記事はここまでにします。