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【タイ東北部で考える】幸せで豊かな人生を送るための条件

2019年10月19日

 

 

人生の幸せって何でしょうか?

幸せになるためにあらゆる努力を尽くす人もいますが、そもそも幸せを満たすための欲求は何でしょうか。

 

☑ 社会的欲求

☑ 承認欲求

☑ 自己実現欲求

 

この3つの欲求を聞いたことがある人もいると思います。

これは「マズローの欲求5段階説」のうち、第一欲求と第二欲求を除いたものです。

まずはこの説についてみていきます。

 

マズローの欲求5段階説

 

 

マズローの欲求5段階説では、ピラミッドの一番下にある生理的欲求が満たされると、次は安全欲求を求める。安全欲求が満たされると、次は社会的欲求を求める・・・というように、人間は現状の欲求を満たしたら、次の欲求を求めるようになるんですね。

 

・生理的欲求:人間の三大欲求(食欲・睡眠欲・性欲)

・安全欲求:安心・安全に対する欲求

・社会的欲求:社会的に受け入れられたいという欲求(帰属の欲求)

・承認欲求:他人から認められたいという欲求

・自己実現欲求:あるべき自分になりたいという欲求

 

たしかに、これは納得できます。

現代の日本に住む私たちは、基本的に「生理的欲求」「安全欲求」はすでに満たしていますね。

僕たち日本人が欲求を満たして幸せを感じられる部分は、「社会的欲求」「承認欲求」「自己実現欲求」の3つですね。

 

欲求を満たしたら幸せを感じるはず・・・

 

 

「社会のレールに乗って生きていく」ことは、マズローの5つの欲求を満たすための手段なのではないか?と思います。

 

① まじめに勉強していい大学に入り、良い企業に入る。

② 良い企業に入ったことで「社会的欲求」は満たされる。

③ さらにその会社の中で頑張ると、周りの社員や上司などから尊敬され「承認欲求」は満たされる。

④ やがて役職が上がっていき、あるべき自分になれる(会社の社長や役員、部長など箔が付いた自分)ことで、「自己実現欲求」は満たされる。

 

たしかに順調に進めば、5つの欲求を達成できるでしょう。

ただ、それは本当に幸せと言えるのでしょうか?

マズローによると、「自己実現欲求」まで達成できる人は少ないそうです。

 

人間は慣れる生き物です。

今ある生活が当たり前だと思うようになり、

「さらなる欲求を満たそうとして、現状に満足していない」という状態に陥ります。

 

僕たち日本人が毎日働きまくるのはなんででしょうか?

会社内での評価を高めたい、少しでも早く出世したい、みんなに認められたい、お金が欲しい・・・

幸せになりたくて欲求を満たそうとするのに、結局ストレスフルな毎日です。

 

仮に欲求が満たせたとしても、多くの時間と健康な心身を失います。

そんな状態が幸せだと、僕は思いません。

 

タイ東北部に3週間いて気が付いた、日本人より幸せそう

 

 

 

タイ東北部は「イサーン」とも呼ばれ、タイ国内でも貧しい地域になります。

めちゃくちゃ貧しい!という感じはしません。食べる物に困ってる人も見かけませんでした。

バンコクなどの都市部と比べると相対的に貧しいということなんだと思います。

 

金銭的には決して裕福ではない地域ですが、ナイトマーケットに行くと若者が多くて活気あふれていました。

なんというか、みんな楽しそうです。

ナイトマーケットの屋台で働いている店員さんも気さくな方が多く、

人生楽しんでる人多すぎと思いました。

 

なんでこんなに、みんな楽しそうなんだ??

彼らは決して大金を稼いでるわけではないと思います。

お金を稼ぎまくらないと、幸せになれないわけではないですね。

 

 

 

日本と比較ばかりしてたら、「そんなに嫌なら日本から出ていけ!」と言われそうですが、

僕はもっと日本人が幸せになれたらいいなと思っています。

 

厳しすぎる労働環境は、身を滅ぼします。こんなやり方、いつまでも続きません。

日本は外国人が働きたい国でブービー賞です。下から二番ですね。

 

 

日本の幸福度ランキングは世界58位ですが、順位が低いのは間違いなく劣悪な労働環境です!

断言します。間違いありません。新社会人になって気づきました。

 

だから僕は、生活コストを下げて責任感の少ないアルバイトをしながら生活する方が幸せなんじゃないか?と思うようになりました。

無理して正社員で働きまくって疲弊するのは、心身ともによくないです。

幸せ度下がりまくりです。

 

幸せの価値観を変えれば、人生は楽しくなるか

 

 

「マズローの欲求5段階説」の第三欲求「社会的欲求」にとらわれなければ、もっと幸せになれるんじゃないかなと思います。

ようするに、社会的に受け入れられたいという欲を捨てることです。

日本で生きていく上で、正社員でかついい企業に勤めていれば、なんとなく社会的に受け入れられた気がするし、承認欲求が満たせる場面もあるでしょう。

 

しかし、その生活を維持することはかなりストレスが伴います。

僕は社会的に受け入れられなくてもいいから、自分がただ楽しく生きていられれば満足です。

誰にも迷惑かけず、細々と時間を大切に生きていく・・・こんな働き方が幸せだと思います。

 

幸せの価値観をお金・社会的評価から自分の満足度・時間にすれば、幸せ度アップです。

 

今はまだ、社畜をやっているので全然理想に近づいていないですし、一歩も踏み出せてすらいません。

こんなに悩んでいる日々もあったな~と思えるような日が来るように、少しずつ行動に移していきたいですね。

こんなに悩みまくっている新入社員もいるよ~ということで、この記事を終えようと思います。

 

 

※ この記事の執筆後、精神を壊し新卒1年で退職 → 日本社会に馴染めずインドネシアに移住しました。

 

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