東南アジア初の高速鉄道「Whoosh」は、インドネシアの首都・ジャカルタと第三の都市・バンドンをわずか46分で移動することを可能にしました。
2023年11月4日、インドネシア政府がプロモ価格 Rp.150.000 (約1,500円) /片道・人 で乗車を促していたため、乗ってみることにしました。
インドネシア在住4年目の筆者が、実際に往復で乗ってみた感想を書いていきます。
ジャカルタからの出発駅は「ハリム」
ジャカルタからだと、ハリム駅(Stasiun Kereta Cepat Halim)から出発しますが、
ジャカルタ中心部(Sudirman, Senayan, Mentengなど)からは少し距離があります。
出発駅の立地を考えると、在来線に軍配が上がるかなと感じました。
ちなみにハリム駅までは、LRT(軽量高架鉄道)で移動できますし、自家用車などで来ても駐車場・駐輪場が整備されています。バスも出ているようです。
※ちなみに僕はバイクを停めたのですが、特に駐輪料金はかかりませんでした。
駅構内の様子
入ってすぐの印象は、中国語が併記されていないんだなと。
紆余曲折あって結局中国が受注したので、もっと中国色を出しているかと思ってました。
KAIのアプリ(Kai Mobile App)で事前に購入しておいたチケットを専用の機械で発券します。
画面の指示に従いながら、事前購入したチケットの情報を入力すれば、チケットが発券されます。
飲食店やカフェも開業していましたが、数が少なく、これから増えていくそうです。
(計画よりも大幅に遅れていたので)とにかく高速鉄道の開業を急いだ印象を受けますね。
オンデルオンデル(魔除け人形)や Whoosh(インドネシア高速鉄道)のミニチュアも飾ってありました。
空港のような荷物検査もあります。
Whoosh (インドネシア高速鉄道)の乗り心地
結論から言うと、Whoosh (インドネシア高速鉄道)の乗り心地は快適でした。
最高速度は350km/h、体感的には「え?もうバンドン着いたん!」という感じです。
定刻通りの出発という時間厳守にも驚きましたし、車内も日本の新幹線みたいな感じで快適でした。
最高速度350km/hは、日本の新幹線よりも速いそうです。
2023年11月4日現在、Whoosh の停車駅は Karawang駅を除く3つでした。
停車駅;Halim – Jakarta, Karawang, Padalarang, Tegalluar
あっという間に、バンドン(Tegalluar駅)に到着です。
Tegalluar駅からバンドン市内までは遠い
Tegalluar駅はバンドン市内から遠いです。
僕はタクシーで移動しましたが、1時間ほどかかりました。
Tegalluar駅周辺はすごく田舎で、近くにある主要な観光地は「Masjid Raya Al Jabbar」(リンク先:Google Map) くらいでしょうか。
まとめ
東南アジア初の高速鉄道「Whoosh」は、乗り心地は快適で、ジャカルタ-バンドンをわずか46分で移動できるのはすごいと思いました。
ただ一方で、ハリム駅(ジャカルタ)- Tegalluar駅(バンドン)はそれぞれ市内中心部から離れていて、利便性を考えると在来線でも良いんじゃないかと思ったのが正直な感想です。
各都市の中心部からだと遠いけど、行く先によっては利便性がものすごく高い乗り物だと思うので、今後ますます乗客が増えて、停車駅周辺がどんどん発展してほしいです。