こんにちは、Tatsu04a(@tatsu04a)です。
2020年4月1日(25歳)から、インドネシア現地採用として働いています。
時間が経つのは早いもので、インドネシアに来て9ヶ月目になりました。


これまでインドネシア現地採用に関する記事を書いてきましたが、リアルの暮らしっぷりをより詳細にお伝えしたいなと思いました。
良い面も悪い面も、僕が感じたことを正直に書いていきます。インドネシア生活を考えている方や現地採用の生活に興味がある方の参考になれば幸いです。
本記事の執筆者の紹介
まずはこの記事を書いている僕の紹介をさせてください。
✔︎ 地方国立理系大学院修了 → 大手企業に入社するも精神を壊し退職(退職日:2020年3月31日)
✔︎ 2020年4月1日(25歳)の時に、日本社会に嫌気が差し、東南アジアに夢見て逃げるようにインドネシアへ移住
✔︎ 語学力なし・貯金なし・専門知識なし
✔︎ ジャカルタに程よく近い町、チカラン在住
✔︎ 日系企業(製造業)で未経験業種の現地採用
この情報からわかること、それは「前向きな気持ちでインドネシアに来ていない」ということです。
何かやりたいことがあるわけではなく、日本社会から逃れたくて南国であるインドネシアに移住したというのが正しいんですね。
東南アジアはインドネシア移住前に5回、そのうちインドネシアには1回来たことがあって、なんとなく雰囲気が好きでした。どことなく穏やかに流れる時間、せかせかした人もいないし、ゆるく生きていく人生に憧れていたんですね、
海外在住者は確固たる意思を持って、目標に向かってひたむきに頑張る人も多いです。
インドネシア現地採用も同様で、なんとなく来た人は数ヶ月〜数年もすれば帰国してしまうことも多いようです。
僕はインドネシアに来て9ヶ月目ですが、いつまでインドネシアで生活を続けられるか、正直なところ自身がありません。
今は目の前の仕事や生活に全力を尽くすことだけを考えています。

給与と福利厚生
給与は手取り20juta(16万円)です。ボーナス(THR)は1ヶ月支給。
家賃・水道光熱費・交通費は会社支給のため、もらった給料はそのまま生活費に当てられています。
家賃補助は年間93juta(74.4万円)支給されていて、現在は会社支給のアパートに住んでいます。
インドネシア現地採用で、僕のスペック(25歳・未経験業種・語学力なし)で「家賃・水道光熱費・交通費」はかなり恵まれている方だと思います。これから現地採用を考えている方は、自分の待遇をしっかりと確認することが大切です。詳細な待遇は求人票を要チェックしましょう。

ちなみに、現地採用の求人を見てみると、20代だと手取り20juta(16万円)スタートが多いです。
大手企業だと手取り25juta(20万円)だったり、人より優れたスキル・経験があると30juta(24万円)だったりと、多少のばらつきはありますね。
ただし、未経験業種で語学力もない場合、多くを望むのは辞めましょう。求人サイトを通して書類選考を進めていくのですが、まあまあ落ちます。僕は12社出して6社書類選考で落ちました。
現地採用のリアルな生活って?
手取り20juta(16万円)だと、決して贅沢はできません。
僕の場合は、国民年金(任意継続)17,000円/月、奨学金13,000円/月を支払っています。16万円のうち3万円が毎月なくなるのは痛いです。
残りのお金で生活していくので、お金を貯めようと思うと、どうしても質素な暮らしになりますね。


というのも、ちょうど先月、1ヶ月5juta(4万円)生活に挑戦したのですが、失敗しました。
→ 【インドネシア生活費】1ヶ月5juta生活は可能?現地採用の節約術
やはり日本人は日本食が恋しくなりますし、マッサージにだって行きたいし、たまには遠出もしたいでしょう。
そこらへんを全て断ち切れば可能だと思いますが、ストレスを溜めてまでやるのはしんどいです。無駄遣いはダメですが、我慢しすぎもダメという当たり前のことに気づけたので、挑戦してよかったなと思います。
生活費の中で大きな割合を占める食費。日本食レストランにいくと、一食600円はかかります。定食だと1,000円超えることもしばしば。
日本と同じものを食べられるけど、値段は日本と変わらない。なので、現地採用の食事は「ベースはインドネシア料理(数百円)+週に1-2回は日本食」といった感じでしょうか。

食にお金をかける人もいるでしょうが、少しずつ貯金もしていきたいですよね。
駐在員と同じような生活はできないため、質素に慎ましく生活していくことになります。
聞いている分にはできそうな気がするんですが、実際に生活してみると、食事面で辛いなと思うことがありますね。
辛いものが多くてお腹を壊しがちですし、食べ続けると飽きてきます。食事はエネルギーの源なので、合わない場合は悲惨です。
貯金ってできるの?
まずはコチラのツイートをご覧ください。
25歳から半年間、インドネシア現地採用として働く僕のお財布事情
・収入:16万円
・貯金:50万円意識して節約はしてないですが、収入の割には貯金できたと思います。
この半年間で一番の大きな出費は、歯列矯正15万6千円でした。会社からの家賃・水道光熱費・交通費支給のおかげです☺️
— Tatsu04a@インドネシア現地採用 (@tatsu04a_blog) October 11, 2020
僕はインドネシアに来てから半年で、50万円貯金できました。
コロナ禍でどこにも行けなかったことが大きく、2ヶ月ほどはショッピングモールや飲食店なども閉まっていたので、物理的にお金を使う機会がありませんでした。
貯金ができるかどうかは、やはり食費と娯楽費をいかに削るかが鍵になります。慣れない海外生活だとストレスが溜まるので、ついつい散財してしまうんですよね。自分なりのお金を使わないストレス解消法を見つけておかないと、貯金が本当にできないです。

散財してしまう生活が身につくと、質素な暮らしに戻れないんですよね。
最近は軌道修正をするべく、全て現金払いで生活しています。現金が手元からなくなっていくペースで、使いすぎてるか判断できるのでオススメです。
休日って何してるの?

娯楽費に多くのお金を費やせないので、現地採用の休日ではできることが限られます。
もともと娯楽が少ないインドネシアでは、こんな過ごし方をしている人が多いと思います。
・ゴルフ
・マッサージ
・家でゴロゴロ
・ショッピングモール巡り
ただし、ゴルフはかなり高額なので、現地採用にはちょっと厳しいです。駐在員が頻繁に行っていますね。
僕はマッサージに行って、ショッピングモールを巡る以外は、ほぼ家でゴロゴロしてます。
意外と「土日は家でゴロゴロしてたら終わった」という人も多いです。僕は日本にいる時も家でゴロゴロしてたので、過ごし方はそこまで変わらずって感じです。

ただし、日本人との交流を盛んにやっていきたい方は、日本人の○○会(スポーツクラブ・ゴルフ会・同じ地域の交流会など)がたくさんありますので、そちらに参加してみるのもアリです。
僕は参加したことがありませんが、じゃかるた新聞(インドネシアの政治や経済などが日本語で読める新聞)に連絡先が書いてありますので、そこから参加してみるのもいいかもです。
裏を返せば、一人が好きな方にとっては最高の環境かもしれませんね。周りの目を気にせず、自由気ままに行動できるので...
平日の過ごし方は日本と同じ
平日の過ごし方は、日本とほぼ同じです。
唯一変わったのは、飲み会が激減したことですね。僕の勤める会社は、日本人が上司と僕の2人だけです。
ほぼ毎食、いっしょに夕食を食べてから帰りますが、食べ終わったらすぐに帰ってます。お酒を飲んでダラダラ時間を過ごすことはないですね。おそらく上司がそういうのが好きじゃないんだと思うのですが、僕としてもありがたいです。
前職(日本)では週に2回は飲み会があるし、一次会では確実に終わらないしで、時間とお金がなくなるばかりでした。今は自分の時間がある程度確保できています。

仕事の進め方は日本と変わらないですし、残業や時に休日出勤もあります。
現地採用は楽そうというイメージがあるなら、僕は現地採用をオススメしません。詳しくは下記記事でも紹介していますが、日系企業で働く場合は日本と同様の働き方が求められます。
【現地採用は楽そう?】日本の仕事が辛いという理由での海外就職はオススメしません

そこそこに忙しく過ごす生活だと、思っていただいて間違いないと思います。
インドネシア生活は、そこそこに楽しいです
ここまでお読みいただいた方は、インドネシア現地採用について、どのように感じたでしょうか?
もしかしたら、日本とあんまり過ごし方変わらないし、面白くなさそうと思ったかもしれませんね。
僕は大した目標も持たずインドネシアに来たわけですが、インドネシア生活自体はそこそこに楽しんでいます。
インドネシア人は笑顔で明るい人が多いですし、どことなく温かい雰囲気に包まれています。
渋滞やアパートの水漏れなど、日常生活でトラブルに見舞われることも多いのですが、それでも僕はインドネシアの雰囲気が好きですね。
インドネシアでずっとやっていける自信はまだ持てないのですが、インドネシア生活をなるべく楽しむ努力をして過ごしていきたいです。
本記事では、インドネシア歴9ヶ月目の若輩者である僕が、インドネシア現地採用のリアルな暮らしを紹介しました。
これから年数を重ねるに連れて、考え方も変わるでしょうし、現地採用という働き方を選択した人生に大して思うところも出てくるかもしれません。
インドネシア現地採用に対するリアルな想いを、これからも発信し続けます。興味のある方は、ぜひこれからもブログを読んでいただければ嬉しいです。
それでは、本記事はここまでにします。ありがとうございました。