
今回は、ストレス過多の環境で働き続けた結果、不眠とうつ病になった話をします。
毎日のストレスで精神的に悩んでいる方は多いと思います。
僕自身、まだ心療内科に通ったばかりで治療中ですが、1人でも多くの方に知ってほしいと思い執筆しました。
治療中の今だからこそ、伝えられる内容もあると考えています。僕の生の声を聞いて、悩んでいるのはあなただけじゃないということを知ってほしいです。
正直なところ、あまり言いたくないこともあるのですが、自分の考えを整理する意味でも、できる限り詳細に書かせて頂きました。
目次
はじめに
僕は2019年4月入社の新入社員です。大学院修士課程を終了後、第一志望の会社に入社しました。
福岡市博多区に住んでおり、一人暮らしです。
大学や地元は福岡ではないので、こちらに友達は一人もいません。
もともと引っ込み思案な性格で、大人数よりも少人数、団体スポーツよりも個人スポーツが好きな性格です。
中学・高校時代は陸上部に所属していました。(高校生のときは途中で辞めましたが)
高校生までは『1人でいるのを見られるのが嫌』な性格で、特に仲良くもない人と一緒に行動していました。
大学生になると、1人で行動していてもおかしくないので、一人でまったりすることが多かったです。
社会人になった今も一人が好きで、土日に誰とも話さないことがよくあります。
たまに大学の時に仲良かった友達と電話するくらいですね。
基本、家にこもっています。最近はずっとブログ書いてます。
長くなってきたので、いったん僕の性格や行動を整理しますね。
☑ 引っ込み思案
☑ 一人が好き
☑ 土日は家にこもっている
僕と対極に位置するタイプの人は、僕のような性格の人を見ると驚くでしょう。
僕自身、少し人と変わってるなと感じることもあるので、驚かれるのも無理はないと思います。
長時間労働とストレス過多で、少しずつ異変が起き始めた
まずは僕の身体に起こった異変を、時系列で書いていきます。
・10/9 - 10/13: 急性胃腸炎で寝込む
・10月-11月: 睡眠中に、寝具と衣服がビチョビチョになるレベルで汗をかく
・11/25: 朝、突然会社に行けなくなり、急きょ心療内科に駆け込む
入社した時から、『仕事内容が自分に合わない』『長時間労働が続いている』という不満はあったのですが、身体に異変は起きていませんでした。
しかし、入社してから半年後の10月に入ってから、急性胃腸炎や就寝中の大量の汗など、明らかに身体に良くない変化が見られるようになりました。
しかし、働き方は変わりません。
そのような生活が続いた結果、ついに今週の月曜日:11/25 を迎えます。
朝、いつものように支度をし、後は家を出るだけという状況です。
しかし、身体が鉛のように重く、一歩が踏み出せません。
鞄を持ってドアを開けたら、後は会社へ向けて歩くだけです。
毎日やってる当たり前の行動が、できなくなったのです。
震える手と身体で、なんとか上司に電話し、体調不良で病院に行くとの連絡を入れました。
このときは精神的にしんどいとは言わず、倦怠感と胃腸の調子が悪いと伝えました。
30分ほどTwitterで『仕事 辞めたい』などと検索したり、放心状態になったりしていました。
上司に電話した直後、僕は以下のツイートをしました。
このときの精神状態はどん底で、周りが真っ暗な井戸の中にいて、光が全く見えないように感じていました。
もう限界だ...
体調不良と上司に伝えた
精神科の先生に診てもらうことにする
どうしても体が動かなくて、精神的にもしんどくて、玄関から一歩踏み出して会社に行くことができなかった
今まではなんとか会社に行けてたんだけどね...一度休むと後からもっと大変なのわかってるのに
全てから逃げ出したい— Tatsu04a (@tatsu04a) November 24, 2019
心療内科の予約はどこもいっぱい
それから私服に着替え、行こうと決めた心療内科に向けて家を出ました。
僕の家は博多駅の近くなので、心療内科も博多駅の近くのところに決めました。
博多駅に着いて、「行く前に電話で確認してみよう」と思い、電話しました。
すると、「本日の予約はいっぱい」とのこと。

と思っていた僕は、博多駅近くの心療内科・精神科に片っ端から電話をかけ始めました。
今まで知らなかったのですが、心療内科・精神科は事前予約が必須なんですね。
心に悩みを抱えている人が多いんだなと実感した瞬間です。
結局、6, 7のクリニックに電話して、ようやくその日の11:30から診察していただけるクリニックを見つけました。
このクリニックに電話したとき、僕が『今日あいていますか?』と尋ねてから、数分間待機した後に『11:30からなら大丈夫です』との連絡がきました。
おそらく、その数分の間にお医者さんと時間調整をしてくれたのだと思います。
診断内容
心療内科に到着した後、まずはストレスチェックをしました。
合計で100問ほどあったと思います。自分の症状を細かく選択肢から選んでいきました。
それに加えて、画用紙一枚に『実のなる木』を書きました。
この絵はお医者さんとの面談で使われなかったので、おそらく僕が書いた絵は普通だったのでしょう。
全くどのように書けばいいかわからなかったので、昔やってたゲーム『どうぶつの森』で出てくるフルーツの木を紙の中央に書きました。
30-40分ほどストレスチェックをやって、面談にうつります。
お医者さんと僕との1対1の面談です。
面談では様々なことを聞かれました。以下に聞かれたことを書いていきます。
☑ 家族構成
☑ 家族や親族で精神病にかかったことがある人はいるか
☑ 両親は厳しいか
☑ 性格
☑ 学生時代の過ごし方
☑ 現在の境遇
☑ 心を悩ます原因は何か
☑ ストレスが身体にどのような影響を及ぼしているか(僕の例:胃腸炎、不眠、急な発汗、動悸など)
お医者さんは丁寧に1つずつ聞いてくれました。
ストレスの原因を探っているときに、辛いことを話していると『首が赤くなってるよ』と指摘されました。それと同時に『身体がほてる』ことも判明し、ストレスの症状が身体に出ている証拠だそうです。
お医者さんから『診断書が出せる状態にあるけど、どうする?』と聞かれました。
僕は心療内科に初めて行き、診断書を貰うことに抵抗があったので、いったん薬だけ処方していただくことになりました。
まずは薬を飲んで様子を見て、再度クリニックを訪れたときに限界を感じているなら診断書を貰いたいと伝えました。
決して無理はしないよう念押しされました。
たくさん話し合った結果(30分以上)、薬は2種類の漢方を処方されました。
寝付きやすくするものと、腸の調子を整えるものです。
僕の場合、ストレスが不眠(寝付きにくかったり、夜中に目が覚めたり)と腸に来やすいので、この薬を飲みながら、10日後の12/5(木)に再度クリニックに行くことになりました。
診察後も病状は不安定
心療内科での診察後、診察を受けた日(11/25)は会社を休みました。
隠してもしょうがないと思ったので、電話で上司に心療内科に行ったことを伝えました。
とにかくその日はゆっくり休んで、様子を見ることになりました。
診察後、自己嫌悪とやるせない気持ち、将来に対する漠然とした不安感にずっと襲われていました。

とへこみ、気分が沈み込みました。
病院から帰った後も、ずっとネガティブな言葉ばかりで検索していました。
夕方に疲れていたのか、はたまた不眠が続いていたからか、少し昼寝しました。
そして目が覚めた後は、大学時代の親友に話を聞いてもらいました。
彼は精神的にしんどい状態に理解があり、1時間近くも話を聞いてくれました。
電話しながら励まされ、相手に気づかれないように少し泣きました。
少し落ち着きましたが、やはり夜が近づくと、明日のことが気になります。

不安感が消えず、その日はあまり寝られないまま、悪夢にうなされました。
診察を受けた次の日、なんとか会社に行った
死にそうなくらい辛い気持ちと、鉛のような身体の重さを感じながらも、なんとか出社できました。
いつものように仕事を進めていくのですが、常に頭がモヤモヤし、気分は最悪です。
15:30くらいに限界を感じ、いったんトイレに5分ほどこもりました。
動悸が激しく、もう限界だ・・・と感じていました。
そのまま帰りたかったのですが、帰りたいと言う勇気も出ず、結局働き続けました。
その日の夜、1時間近く同期に話を聞いてもらいました。
誰にも話さない予定でしたが、誰かに聞いてほしくなりました。
同期に話を聞いてもらうと、やっぱり少し落ち着きました。
そして、精神的にやられてしまうのは決しておかしくないと言われました。
誰にでも起こり得ると。
・同期の上司は僕と同じような症状に陥り、ある日突然会社に行けなくなった。
・僕たちの同期で、9月くらいから会社に行けていない同期がいる。
・同じ部署で去年うつ病を患い、今も出社頻度を減らして働いている人がいる。
弊社は去年から今年の1年間に、約120人が大量退職しました。
みんな不満を持ちながら働いていたのでしょう。
基本的に残業が多く、ストレスが多い環境なので、耐えられなくなる人が多いのも納得できます。
同期と話した後、少しだけ仕事をして、その日は22:30くらいに会社を出ました。
診察を受けた2日後、症状は昨日より少しだけ落ち着いた
診察を受けてから2日後、身体がだるいのは相変わらずですが、少しだけ気持ちが落ち着きました。
僕の性格上、周りを気にしすぎて変な行動になることが多かったのですが、割と吹っ切れていました。

と考えることにしました。
とはいえ、もともとの性格は変わらないので、しんどさは残り続けます。
仕事中、たまたま僕が一人になるタイミングがあったのですが、上司よりも上の管理職クラスの人に体調面を気にかけられました。
どうやら管理職クラスの間では、僕が月曜日に心療内科に行ったことが共有されているそうです。
管理職まで上り詰めた人は、これまでに色々な人を見てきた人たちなので、思うこともたくさんあるはずです。
気にしすぎると疲れるので、『みんなに知られてるんだな~』と考えるだけにしておきました。
この日は比較的精神的に安定していました。ただ、心のモヤモヤは晴れないままでした。
大きな変化としては、Twitterやネットでネガティブワードで検索しなかったことです。
今後のこと
これから将来のことを考える必要が出てきたなと思います。
たぶん今の会社で働き続けると、後何回か同じようなことになるでしょう。
今年の正月休みは9連休なので、そこで実家に帰って真剣に転職を考えるのもありですね。
・そもそも正月休みまで耐えられるのか
・今は落ち着いてても、明日はどうなるかわからない
病状は急激に悪化することを知ったので、無理せず限界を感じたら、休職 or 退職します。
今まで悩みすぎてて、脳がパンクしていました。
今後のメンタルの状態や診察結果、将来のことなど、定期的にブログにて報告させていただこうと考えています。
僕の理想としては、うつ病と不眠を完治するまでの流れと有効な対策を発信することです。
同じような悩みを抱えている人は多いと思うので、1人でも多くの方の悩みを解決できるきっかけになれればいいなと思っています。
今回、人生初めて心療内科に行き、うつ病と不眠と診断されたお話をさせていただきました。
『悩んでいるのはあなただけじゃないよ』と知ってもらい、僕と一緒に治療を頑張っていきましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。