
今回は、働き方改革の実施に伴って、弊社では残業時間を偽って申告する流れができたというテーマでお話ししようと思います。
先日、僕はこのようなツイートをしました。
弊社は働き方改革が実施されたことに伴い、残業時間を偽って申告する流れができました。どこの会社も似たようなものでしょうか...
23時に帰っても、19時30分に帰ったことにするのも慣れました。
この会社で働き続けると、僕も後輩に対して圧力をかけるブラック人材になっているかもしれませんね。— Tatsu04a (@tatsu04a) December 2, 2019
Karoshi という言葉が英語になっても通じるくらい、日本の労働環境は異常です。
みんな文句を言わず働いてくれるので、経営者からすると最高の人材が日本にはあふれていますね。
そんな僕も文句を言うことができず、身体を壊し、精神病むまで働いてしまいます。
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このように、ブラック企業で働き続けると、僕みたいに心身ともに衰弱していきます。
就活生の方は必ず情報収集を怠らず、”やりがい” とか ”好きなこと” だけで就職先を選ばないように注意してください。

話が逸れましたが、働き方改革で決められた労働時間は実社会でほとんど守られていない※ことについてお話しします。
※少なくとも弊社では偽った残業時間を申告しており、そうするように無言の圧力をかけられている。
働き方改革で定められた残業時間
基本的には以下の残業しかしてはいけません。
・1ヶ月で45時間
・1年間で360時間
これだと、余裕で超えてる人も数多くいるでしょう。
そのため、特例を設けることで、さらに従業員を残業させることができます。
しかし、上限が定められているため、無限に働かせることはできません。
・1ヶ月で100時間
・2〜6ヶ月の平均で80時間
これにより、ルールとして残業時間に規制がかけられるようになりました。
今まで ”なあなあ” で済んでいたのが、きちんと法律で定められ、多くの人に認知されるようになったのは大きな成果です。
働き方改革で定められた残業時間を守れるなら、ブラック企業は存在しない
残業時間に関するルールを定め、それが一般的に広く認知されるようになったことは大きな成果であり、意義のあるものです。
しかし、しっかり取り締まらないと、企業はルールを守りません。
僕の所属する部署は毎日のように4〜5時間くらい残業してますし、土日に出る人もいます。
過労死ラインである残業時間80時間は超えている人ばかりです。
働き方改革で定められた残業時間を確実に守ることができないので、偽りの残業時間を書くよう無言の圧力をかけられるのです。
この話を聞くと、僕の勤める会社はどれだけブラックなんだ!と言う人もいるでしょうか。
しかし弊社は、狭い業界の中では大きい会社です。上場もしてますし、同じ業界に勤める就活生は入社を希望する人も多いでしょう。
大きな会社だから、労働条件が良いとは限らないと伝えておきます。
ちなみに弊社は去年大量離職が発生し、弊社の会社名で調べると大量離職などと関連キーワードで表示されます。客観的に見て、やばいですね。
こんな働き方は異常だ!と気づいた人が大量に退職したので、残されたのはブラック人材ばかり。そこへ入社した新入社員の僕は、ブラックな職場環境に疲弊する毎日です。唯一のメリットは、家賃補助が70%もらえるくらい。
いつの間にか自分もブラック人材へなっていた
僕は最初、残業時間を偽って書くことに抵抗がありました。
働いた分の対価がもらえないのはおかしい!
正論です。そしてそのようにあるべきです。
しかしながら、現実はそうではありません。
ブラック企業では正論は正論じゃありません。
ルールは上司です。法律ではありません。
こんな環境に居続けると、いつの間にか残業時間を偽って申請することが当たり前になってきます。
もう何十時間減らして申請しているかわかりません。
これに慣れてきたと言うことは、残業時間を偽って申請する流れに乗っていることになり、来年から入社する新入社員に無言の圧力をかけている一味になってしまいます。
このようにして、ブラック人材は生み出されるんだなと思いました。
もっとのんびりした働き方ができれば良いな
日本人はみんなテキパキ動くし、仕事に対する真剣さはものすごいけど、真面目すぎてストレス多いですよね。
だから、亡くなってしまう方も一定数いるんでしょう。
もっと、人生にゆとりを持った生き方を実現すれば、みんな幸せになれそうです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。