僕は2019年4月にブラック企業に入社しました。
その会社はなかなかのブラック企業で、耐えられず1年で逃亡 → 2020年4月より転職先で働くこととなりました。
結果的に、転職して本当に良かったなと感じています。土日に会社に行かなくても良いし、24時を超えるまで働かなくても良い、いつも社内を走っている先輩はいないし、高圧的な上司もいない・・・

目次
ブラック企業チェックリスト
ブラック企業に勤めていた僕が、ブラック企業チェックリストを作成しました。
皆さんの会社は当てはまってないですか?
✔︎ 残業時間を過少申告している
✔︎ 休日出勤・長時間労働が常態化している
✔︎ 労働基準監督署からお叱りを受けている
✔︎ 会社の規模に対して、離職者が急増している
✔︎ 大量の離職者に反して、転職者を常に募集している
✔︎ 常に社内にメンタルをやられて休職している人がいる
実はここにあげたブラック企業の特徴、僕が勤めていた会社の特徴です。
狭い業界ながらも大手企業と言われる会社なんですが、実態はひどいもんでした。

それでは、簡単に解説していきますね。
残業時間を過少申告している
働き方改革が進んできた今、企業は従業員を働かせすぎないよう注意を払う必要があります。
しかしながら、働き方改革によって進められたのは、労働時間の削減ではなく労働時間の過少申告でした。

このように、外部(株主や就職説明会など)に都合の良いデータを示すことで、会社としての信頼を得ることができます。
少なからずこのようにやっている会社は存在しますが、弊社はちょっとやりすぎでしたね。
それは、次の労働時間を見ていただければわかります。
休日出勤・長時間労働が常態化している
まずは、ブラック企業時代の僕の働き方をご覧ください。
✔︎ 2月は4日、3月は1日しか休日がなかった
✔︎ 1月から3月は24時前後に毎日帰宅。2日徹夜した時もあった
✔︎ 繁忙期以外の4月-12月は土日なくなることもあったが、21時-22時には帰れる日が多かった
とても人間らしい生活とは思えないですね。
1月から3月は繁忙期のため、ある程度忙しくなるのはわかっていましたが、ちょっとこれは異常です。
このような会社にいると、休日出勤・長時間労働当たり前という価値観に洗脳され、やがて人に強要するようになります。

ちなみに、僕は2月・3月の残業時間はそれぞれ200時間前後ですが、申請した残業時間はそれぞれ42時間、69時間です。
労働基準監督署からお叱りを受けている
当然、このような労働環境ですから、労働基準監督署も黙っていません。
退職を人事の方に伝えた時に教えていただいたのですが、弊社は労働基準監督署からお叱りを受けていました。
その理由として、従業員の残業申請時間とカードリーダーの退社時間に大きな剥離があるからでした。

なお、以前からお叱りを受けているそうですが、少なくとも僕が所属している間は、一向に改善の兆しを見せませんでした。
会社の規模に対して、離職者が急増している
労働基準監督署からお叱りを受けているのに、なぜ異常な労働環境を改善できないのでしょうか?
それは、会社の労働環境を異常と感じた従業員から離職しているからです。
ブラック企業に残り続けている従業員は、その環境を許容している人だけです。会社に従順な人で構成させていますので、労働環境の異常性を指摘しようもんなら、村八分並ぶ社内八分にされます。
大袈裟と思うかもしれませんが、弊社では残業時間を過少申告するのはおかしいと、働いた分だけ残業時間を申請(毎月100時間超)していた10数人がピックアップされ、ミーティング時に「残業申請しまくる人は社内でピックアップされている(紙をペラペラ示しながら)。それだけ残業申請したら働き方改革を会社としても達成できないし、毎回申請してくる人は同じ人だ。気をつけて申請するように。」と伝えられました。

大量の離職者に反して、転職者を常に募集している
いくら忠誠を誓った従業員ばかりとはいえ、大量に離職されると仕事が回りません。
そこで多くのブラック企業は、転職者を常に募集しています。
大量に採用して、その中から生き残ったブラック人材を抽出するのが目的です。ブラック人材は簡単に辞めませんし、休日出勤や長時間労働にも文句を言いませんから、企業からすれば嬉しい人材でしょうね。

常に社内にメンタルをやられて休職している人がいる
まだ体力がある内は退職することができるのですが、メンタルをやられてしまうと何もできなくなります。
メンタルをやられる人はブラック・ホワイトに関わらずいると思いますが、常にメンタルをやられている人がいると要注意です。
僕の入社時から席がポツンと空いているのを見て、後々うつ病で長い間会社に来れていないことを知りました。そして僕が働いている間に、1人うつ病で休職した人を見ました。

ブラック企業を退職後 → 幸福度アップ
そんな働き方に限界を感じた僕は、2019年4月に入社した会社を、2020年3月末に退職しました。
そして、2020年4月よりインドネシアで仕事を始め、新しい生活をスタートさせました。
インドネシアではブラック企業や長時間労働はほぼなく、みなさん休日はゴルフに行ったりショッピングモールで買い物を楽しんだりと、自由な時間を楽しんでいます。
僕自身、これまで過酷な環境で働いていたので、土日が当たり前にあること、残業が基本ないことに衝撃を覚えています。
給料こそ下がりましたが、人間の幸せはお金だけじゃないんだなと感じました。

僕の場合はインドネシアというだけで、日本でもホワイトな会社はたくさんあると思います。
働き方改革は進められてきていますし、ブラック企業はSNSに晒されるリスクもあるので、従業員に無茶させずらいでしょう。
ホワイトな会社を見つけて、ぜひ充実した毎日を過ごしてほしいなと願っています。
ブラック企業の脱出はお早めに
退職するのは非常に勇気が入りますし、現実的に食べていくためにはお金が必要です。
そしてブラック企業に長く勤めると、段々辞めづらくなりますし、年齢も重ねていくので転職時に幅が効きにくくなります。異業種や異職種への転職時はなおさらです。
できれば20代のできるだけ早い内がいいと思います。
ただし、注意点として自分の市場価値を見極めるのと、現状の会社の悪いところをしっかりと整理することは忘れないでください。

色々な会社を知ることで、自分の所属する会社の良いところ・悪いところが明らかになると思います。